世界有数のタイヤメーカー「コンチネンタルタイヤ」の魅力を紹介!

みなさんはドイツ生まれの「コンチネンタルタイヤ」を知っていますか。
コンチネンタルタイヤは、日本向けにも製造されており、軽自動車やコンパクトカー、ミニバン、EVなど幅広い車種に対応している世界有数のタイヤメーカーです。
世界では良く知られているコンチネンタルタイヤですが、日本ではまだなじみがなく、どのようなタイヤなのかわからない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、コンチネンタルタイヤの魅力とブランド一覧を紹介します。
コンチネンタルタイヤとは?

コンチネンタルは1871年にゴム会社として設立されたのが始まりで、ドイツで初めて空気入りタイヤを生産したタイヤメーカーです。
150年の歴史があり、乗用車の純正装着、交換用タイヤにおける世界有数のタイヤメーカーとして知られています。安全性や信頼性があり、欧州では新車の3台に1台はコンチネンタルタイヤを装着して出荷されています。
コンチネンタルの製造国はどこ?
ドイツをはじめとする7大陸50か国以上に数百の拠点を持ち、生産、研究開発、管理をする市場を展開しており、多くの自動車メーカーにタイヤを供給しています。
製造国を確認するには、タイヤの側面にMADE IN〜と刻印されているので確認してみてください。
アジアでは、タイや中国の工場が大きく、もちろんタイ製や中国製のコンチネンタルタイヤもあり、タイ製や中国製は品質が大丈夫なのか気になりますが、品質に問題はありません。
コンチネンタルタイヤの寿命は?
コンチネンタルは、特定の年数を経過したタイヤを使用中止とするためのデータがありませんが、他のタイヤと同様に走行距離が約3万km、残り溝が1.6mmが目安です。
使用年数が5年以上経過している場合は点検することがおすすめです。
またタイヤ製造から10年以上経過しているタイヤはゴムの劣化などの問題で、新しいタイヤに交換することをおすすめします。
コンチネンタルタイヤだからと言って、寿命が短いとは限らず、各メーカーのタイヤ同様の寿命で、それぞれの使用環境や使用状況でタイヤの状態は変わるので定期的な点検をおすすめします。
コンチネンタルタイヤのオールシーズンタイヤ

近年では、冬の突然の雪にも困らないオールシーズンタイヤを選ぶ人が増えています。
オールシーズンタイヤは、1年を通して走行できるので、タイヤを履き替える必要がなく、保管場所の確保もいらないので、手間が省けるという利便性から、日本でも浸透しているのです。
コンチネンタルタイヤのオールシーズンタイヤを紹介します。
AllSeasonContact 2(オールシーズン・コンタクト2)
インチ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 | オススメの車両タイプ |
15~21 | 35~65 | 165~285 | T、H、V、W、Y | セダン、ミニバン、コンパクトカー、HV/EV、SUV/CUV |
一年を通して変わる気温と気象条件下でも高いグリップ力とブレーキ性能を発揮します。
コンチネンタルタイヤの静粛性は?

コンチネンタルタイヤは、コンフォートタイヤ、スーパースポーツ、スポーツ、ハイパフォーマンス・エコタイヤ、オールシーズンタイヤがありますが、そのほとんどが静粛性が高く、車内でも快適に乗れるタイヤです。
静粛性が高いコンチネンタルタイヤの中で、サイレント・コンフォートタイヤという最新のテクノロジーから生まれたcc7(コンフォートコンタクト7)があるので紹介します。
最新のテクノロジーから生まれたComforContact cc7とは?
2023年に発売されたcc7(コンフォートコンタクト7)はサイレント・コンフォートタイヤで最新テクノロジーから生まれました。
では、ComforContact cc7の先進テクノロジーとは何なのか紹介します。
ドライビングを真に快適で楽しいものにするコンフォート・プラス・テクノロジーという3つのテクノロジーがあります。
- ゼロ・クッション・パターン
連続したリブ構造とサイピングが特徴で衝撃を軽減し、凸凹が多い路面でもスムーな乗り心地を実現しています。
- エバー・フレックス・コンパウンド
特別な柔軟剤を配合しており、どのような路面でも柔軟に適応し衝撃を吸収することで、快適に乗れます。
- ノイズ・ミューター
タイヤの溝に突起を設けることで、音波を分散することでノイズを抑制します。
コンフォートタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
13~17インチ | 50~70 | 165~225 | H、T、V |
独自のタイヤ構造・デザインで路面からの衝撃を軽減、快適な乗り心地を追求し、走行中での車内の会話や音楽を楽しめる最新のタイヤです。
コンチネンタルタイヤの評判

近年では、コンチネンタルタイヤの第7世代の新製品「SportContact7」と「PremiumContact7」が2023年にヨーロッパの自動車雑誌、自動車クラブ、オンラインメディアが実地したサマータイヤテストで性能を高く評価され多くで総合1位を獲得しています。
SportContact7(スポーツ・コンタクト7)
コンチネンタルのスーパースポーツカテゴリーの最新モデルで、ウルトラハイパフォーマンスタイヤテストで総合1位を獲得し、「非常に優れたタイヤ」として評価されました。
PremiumContact7(プレミアム・コンタクト7)
コンチネンタルタイヤのコンフォートタイヤカテゴリーで6つのサマータイヤテストの内4つで総合1位を獲得しタイヤのトータルバランスや優れた安全性の高さが評価されました。
コンチネンタルタイヤは、2017年にタイヤメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。これは、タイヤの設計や生産時に優れた技術やアイデア、熱心な取り組みに対して送られる賞で、研究開発や試験、製造への取り組みにも高く評価されています。
コンチネンタルタイヤは高く評価されていることから、多くの自動車メーカーに標準装備され評判の良いタイヤメーカーです。
コンチネンタルのタイヤブランド一覧

コンチネンタルタイヤは、オールシーズンタイヤ、サマータイヤ、スタッドレスタイヤを取り扱い、その中でも、さまざまな車種に合わせた走行ができるようにタイヤの種類が豊富にあります。
ここではコンチネンタルタイヤが展開しているシリーズのサイズや特徴を紹介します。
PremiumContact 6(プレミアム・コンタクト6)
コンフォートタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
15~22インチ | 30~65 | 315~185 | W、Y |
快適性とスポーツ性を融合した、新しいスポーツ・コンフォートタイヤで多くの車種で純正装着タイヤに採用されています。
欧州の自動車雑誌や自動車クラブのタイヤテストで最高評価を数多く獲得しています。
濡れた路面でも安定したグリップを発揮し、ロングドライブでも疲れにくいタイヤです。
SportContact 7(スポーツ・コンタクト7)
スーパースポーツタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
18~24インチ | 25~45 | 225~335 | Y |
市街地からサーキット走行まで楽しめるスーパースポーツタイヤです。
幅広い車両に対応するために、自動車のサイズや重量、駆動方式に応じてテクノロジーをつかい分けるテーラーメイド・コンストラクションを採用したことで、タイヤ側面の安定性やグリップ力、ゴム素材などを車両に応じて最適化されました。
欧州タイヤラベリングの燃費でC、ウェットグリップ性能でAを獲得しました。
SportContact 6(スポーツ・コンタクト6)
スーパースポーツタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
18~23インチ | 30~45 | 235~325 | Y |
スポーツ志向が高いドライバーの最適な ハイパフォーマンスタイヤです。
SportContact6は、タイヤのゴムの部分に使用されている素材をミクロ・フレキシビリティ・コンパウンドにすることで、路面の凸凹にしっかりフィットし、高速走行中の滑りやすい路面でも安心して走行できるグリップ力があります。
ContiSportContact 5(コンチ・スポーツ・コンタクト5)
シティ・スポーツタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
17~22インチ | 35~65 | 195~315 | Y、W、V |
世界のスポーツタイヤを牽引するプレミアム・スポーツタイヤです。
ContiSportContact5は、ブラック・チリ・コンパウンドという素材を使用することで、ウェットやドライ路面でも短い制動距離でブレーキがきくので、転がり抵抗を軽減し、低燃費を実現したタイヤです。
ContiMaxContact MC5(コンチ・マックス・コンタクトMC5)
シティ・スポーツタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
16~20インチ | 35~55 | 205~275 |
アクティブにドライブを楽しみながら静粛性、耐摩耗性も妥協しないタイヤです。
アジア地域の走行環境とドライバーの要求に応えるために開発されたコストパフォーマンスの高いスポーツタイヤで、セダン、コンパクトカー、ミニバンなど幅広い車種に合います。
EcoContact 6(エコ・コンタクト6)
ハイパフォーマンス・エコタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
14~20インチ | 35~65 | 145~295 | Y、V、W、T |
電気自動車やハイブリッド車向けに人気のハイパフォーマンス・エコタイヤで、欧州タイヤラベリング燃費、ウェットグリップ性能で、最高評価のA/Aを獲得しています。
タイヤサイズとコンパウンドや構造設計の最適なバランスで、ハイテクコンパウンドにより、転がり抵抗を改善し、燃費消費とCO2排出を削減する環境に優しいタイヤです。
NorthContact NC6(ノース・コンタクトNC6)
スタッドレスタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
14~19インチ | 40~70 | 165~275 | T |
ドイツで設計されたコンチネンタル初のアジア戦略スタッドレスタイヤで、日本の冬道に適合させて開発したスタッドレスタイヤです。
気温が低くても、ゴムを柔軟に保ち高性能を長く維持するコンパウンドの採用により、路面凍結の凸凹にもしっかり密着します。
VIKING(バイキング)とは?

バイキングとは、コンチネンタルタイヤが展開するブランドの1つで、コンチネンタルと同じ欧州の向上で生産された、クオリティの高いタイヤです。
快適なドライブを実現するために、これまで積み上げてきたデータをもとに、徹底的にテストをし、バイキングタイヤが生まれました。
ContiVikingContact 6(コンチ・バイキング・コンタクト6)
スタッドレスタイヤ | サイズ | 扁平率(%) | 断面幅 | 速度記号 |
14~20インチ | 35~70 | 155~255 | T |
雪上や氷上、ドライ3つの道路状況でも止まる世界トップクラスのブレーキング性能があります。
コンチ・バイキング・コンタクト6は、3分割型のドレッドパターンを採用し、雪上、氷上、ドライ性能の3つの性能をバランス良くかな備えることに成功しているタイヤです。
コンチネンタルタイヤを買うなら
コンチネンタルタイヤは、日本ではまだまだ知名度が低いですが、欧州や自動車メーカーからはとても評価の高いメーカーです。
オールシーズンタイヤやスタッドレスタイヤなど多様な製品ラインアップを展開。さまざまなテクノロジーを駆使し、日々最新化され、現在は第7世代へ移行が進んでいます。
外国だけでなく、日本向けにも製造されていることや、タイヤの研究や開発の取り組みが高く評価され、自動車メーカーに標準装備されるほど信頼されています。
国産タイヤを購入している方は、ぜひコンチネンタルタイヤの購入も検討してはいかがでしょうか。