タイヤサイズがすぐわかる!タイヤサイズとインチアップの早見表を紹介!

タイヤサイズとインチアップの早見表を紹介

普段乗っている車のタイヤサイズを変えてドレスアップしたいと考えている方がいるのではないでしょうか。

しかし、「タイヤサイズがわからない」「タイヤサイズの表記の見方がわからない」といったことがありませんか?

タイヤサイズの表記には、サイズ以外にも耐えられる重量や最高速度などの表記もあり、これからタイヤサイズを考えている方には知っておくと役立つでしょう。

この記事では、タイヤサイズの表記の見方や、タイヤサイズとインチアップの早見表を紹介します。また、最後に車のタイヤ以外にも普段の通勤や通学で使用する自転車のタイヤサイズについても紹介するのでぜひ参考にしてください。

目次

タイヤサイズの表記の見方

タイヤサイズの表記の見方

タイヤサイズはタイヤの側面に表記されており、側面以外にも、運転席側のドアの内側にあるシールや取り扱い説明書に記載されています。

上記の写真のように235/55R18 100Vなどの数字とアルファベットが刻印されているのがタイヤサイズです。

タイヤのサイズによって刻印されている数字とアルファベットは変わりますが、それぞれ表示されている意味は同じです。

ここでは、軽自動車に標準装着されているタイヤサイズ「155/65R14 75S」の刻印を例にして、タイヤサイズの表記の見方を解説します。

タイヤの幅(mm)

155=タイヤ幅(mm)を表しています。

扁平率(断面の高さ)

65=扁平率(%)を表しています。

扁平率が低いほど、タイヤの側面の厚みが薄くなります。

タイヤの構造

R=タイヤの構造を表しており、「R」はラジアルタイヤを表しています。

近年では、ほとんどのタイヤがラジアルタイヤになっています。

リム径(インチ)

14=リム径(インチ)を表しており、タイヤの内径を示す数字です。

ロードインデックス(荷重指数)

75=ロードインデックスを表しており、タイヤ1本あたりが支えられる荷重を示した表記で、この場合75は387kgまで耐えられます。

このロードインデックスを下回るタイヤは、車体の重量に耐えられずそのまま走行すると、バーストを起こすなど危険な事故につながるので、タイヤサイズを変更する際は、ロードインデックスを確認し、適正なタイヤを選ぶことが大切です。

荷重指数表

LI6061626364656667686970717273
kg250257265272280290300207315325335345355365
LI7475767778798081828384858687
kg375387400412425437450462475487500515530545
LI888990919293949596979899100101
kg560580600615630650670690710730750775800825
LI102103104105106107108109110111112113
kg850875900925950975100010301060109011201150
LI114115116117118119120
kg1180121512501285132013601400

速度記号

S=速度記号を表しており、走行可能な速度です。この場合、Sは最高速度180km/hとなります。

その他の速度記号をまとめたので、参考にしてください。

速度記号LNQRSTHVWY
最高速度km/h120140160170180190210240270300

タイヤサイズは計算すればわかる!

タイヤサイズは計算すればわかる!

タイヤサイズは簡単に計算できることを知っていますか?

タイヤに刻印されている幅と扁平率を利用して、おおよそのタイヤ外径を簡単に計算できるので、自分のタイヤに刻印されている数字を当てはめて計算してみてください。

タイヤサイズの計算方法

タイヤサイズの計算方法は、タイヤ外径=(タイヤの断面幅×扁平率÷100×2) +(リム径×25.4)で求められます。

例として155/65R14のタイヤサイズで計算します。

タイヤの断面幅=155mm

扁平率=65%

リム径=14インチ

(155×65÷100×2)+(14×25.4)=557,1mm

このタイヤの場合、おおよそ557.1mmがタイヤ外径となります。

タイヤサイズ一覧と適合表

タイヤサイズ一覧と適合表

自分の所持している車のタイヤサイズや適合するタイヤサイズを知りたいという方は株式会社ブリヂストンから確認できます。

標準装着サイズ適合サイズ
7065、60、55、50、45、40、35
6560、55、50、45、40、35
6055、50、45、40、35、30
5550、45、40、35
4545、35
4035、30
3530

引用株式会社ブリヂストン

軽自動車のタイヤサイズ早見表

軽自動車のタイヤサイズは主に13インチから15インチとされており、標準装備されているタイヤサイズは13インチが145/80R13、14インチが155/65R14、15インチが165/55R15ですが、それ以外にも適合するタイヤサイズがあるので、ここでは、12インチから15インチの軽自動車のタイヤサイズの早見表を紹介します。

12インチ13インチ14インチ15インチ
145/70R12145/75R13165/70R14195/70R15
155/70R12155/70R13175/70R14205/70R15
165/70R12165/70R13185/70R14215/70R15
175/70R12175/70R13195/70R14255/70R15
155/65R13145/65R14265/70R15
165/65R13155/65R14145/65R15
185/80R13165/65R14155/65R15
175/65R14165/65R15
185/65R14175/65R15
195/65R14185/65R15
215/65R14195/65R15
165/60R14205/65R15
175/65R14215/65R15
185/65R14155/60R15
195/65R14165/60R15
205/65R14175/65R15
185/65R15
195/65R15
205/60R15
215/60R15

引用株式会社ブリヂストン

タイヤサイズを変更した時の許容範囲

タイヤサイズを変更した時の許容範囲

タイヤ幅を変更する際の許容範囲は「プラス3%、マイナス2%」とされており、数値に表すと、タイヤ幅を太くする場合は「純正タイヤ幅のマイナス10mmまで」、タイヤ幅を細くする場合は「純正タイヤ幅プラス20mmまで」がひとつの目安とされています。

まず、タイヤサイズを変更する際は、純正タイヤのサイズを把握する必要があります。一般的なタイヤサイズ変更の注意点としては、タイヤの外径を変えないことです。

インチアップとは?

インチアップとは?

インチアップとは、タイヤの内径だけを大きくし、外径は変えないサイズアップの方法で、インチダウンとは、サイズダウンをすることです。

インチアップは、ホイール面積が大きくなるので見た目の存在感が大きくなり、自分の好きなホイールを選べ、人気のあるカスタマイズの1つです。

しかし、インチアップする際には注意したい点があるので、ここではインチアップする際の注意点を解説します。

インチアップする際に注意したい点

インチアップのメリットは、ドレスアップ効果があり、コーナーリングの性能が向上する点です。その反面デメリットは、タイヤの扁平率が低くなるので、路面の影響を受けやすく、乗り心地や燃費が悪くなります。

また、インチアップすることで車検に通らなかったり、ほかにも注意したい点がいくつかあるので解説していきます。

車体からはみ出さない

車体からはみ出しているタイヤは、道路運送車両の保安基準第178条で規定されています。

規定では、ホイールの中心から上側の前30度・後ろ50度の範囲で、フェンダー内に収めないといけません。

2017年の規制緩和で10mm以内であれば、タイヤのはみ出しが認められましたが、基本的にはフェンダー外にタイヤがはみでることは良くないとされています。

スピードメーターに誤差がある

タイヤサイズを変更したことで、タイヤの外径が変わってしまうと、タイヤの円周や長さが変わり、走行速度表示や走行距離表示が正確に計測できなくなり、スピードメーターに誤差が生じます。

スピードメーターの許容範囲は約10km/hとされていますが、できるだけタイヤの外径を変えないように、タイヤサイズを変更することをおすすめします。

インチアップは、人気のあるカスタマイズですが、安心、安全に走行できるために、プロの方に見てもらい、適合するタイヤサイズを装着することがおすすめです。

インチアップ早見表

インチアップを考えている方はフジ・コーポレーション通販サイトからインチアップ早見表を確認できます。参考にしてみてください。

自転車のタイヤサイズの表記の見方

自転車のタイヤサイズの表記の見方

自転車のタイヤサイズも車と同じように、タイヤの側面に表記されており、車のタイヤサイズには規格が統一されていますが、自転車はいくつかの規格があります。

日本の自転車のタイヤサイズには、ほとんどがWO規格とHE規格が使用されているので、ここでは、自転車のタイヤサイズの表記の見方を解説します。

エトルト(IOS規格

自転車にはエトルトというものが表記されています。

このエトルト(ISO規格)とは、「タイヤ幅(mm)-ミリ径(mm)」と表記され、どの自転車にもエトルトサイズを表記するように義務付けられています。

上記の写真のように、38ー559などの数字が刻印されているので確認してみてください。

エトルトの表記を参考にすれば、タイヤの種類に関わらず、互換性をもったタイヤが使用できるので確認してみると良いでしょう。

WO規格

WO規格は、ワイヤードオンの略で、タイヤの耳の部分にワイヤーが入っており、ビードワイヤーが、リムの上に乗っているタイヤです。

WO規格のインチ×分数で表示されているものはイギリス規格で、一般的な自転車によく表記されているので、見たことがある方はいるのではないでしょうか。

例、26×1-3/8と刻印されているタイヤの場合、26がタイヤの外径をインチで表示し、1-3/8はタイヤの幅を表しています。

WO規格には、インチ×分数で表示されるイギリス規格のほかに、数字×数字×アルファベットで表示されるフランス規格もあるので注意して見てください。

例、700×40Cと刻印されている場合は、700がタイヤ外径、40が幅、Cがリムの大きさを表しています。

HE規格

HE規格は、WO規格と同じく耳部分にワイヤーが入っていますが、リムにひっかけることで保持するタイヤです。

HE規格は、米国規格でインチ×小数点で表示され、マウンテンバイクや子供用自転車に使用されています。

例、26×1.50とタイヤに刻印されている場合、26がタイヤの外径をインチで表し、1.50がタイヤの幅をインチで表しています。

自転車のタイヤサイズ

自転車のタイヤサイズ

自転車のタイヤサイズには大きさと幅で、それぞれ走行時のメリット、デメリットがあり、まとめてみたので参考にしてください。

タイヤサイズメリットデメリット
大きいスピードが出るペダルが重くなる分、漕ぐ力が必要
小さい軽い力で漕げるスピードが出にくい
メリットデメリット
太い悪路でも安定して走行できるスピードが出にくい
細いスピードが出やすい悪路でタイヤをとられる

タイヤサイズを変更するなら

今まで、タイヤサイズの表記がわからなかった方は多いのではないでしょうか?

しかし、タイヤサイズは簡単に計算でき、表記の意味を理解することで、これからタイヤサイズを変更したいと考えている方は、まず純正タイヤのサイズを確認し、自分の車に合ったタイヤサイズを選ぶことが大切です。

また、タイヤサイズを変更することは車検や安全性に関わる部分でもあり、タイヤ幅を変更する際にはプロに相談することをオススメします。

自転車のタイヤサイズは、さまざまな規格があり、ややこしく思われた方もいるのではないでしょうか。

しかし、エトルト規格を参考にするだけで、互換性をもったタイヤが交換できることがわかりました。

車や自転車のタイヤサイズを理解し、自分の使用目的に合わせることで日々の生活が快適になるでしょう!

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