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車のタイヤに空気入れをする方法!ガソリンスタンドでの使い方を解説

車のタイヤに空気入れをする方法!

自動車のタイヤの空気圧を適切に保つことは、安全運転に欠かせません。タイヤの空気入れや空気圧の調整はガソリンスタンドでできることを知っていますか。

本記事では、ガソリンスタンドでのタイヤの空気入れ方法について、詳しく解説していきます。設置してある空気入れの種類ごとにわかりやすく説明するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

車のタイヤに空気を入れるには

車のタイヤに空気を入れるには

タイヤに空気を入れる方法は、場所や状況によっていくつかの方法があります。安全性や利便性を考慮し、適切な方法を選択しましょう。

ガソリンスタンドで入れる

タイヤの空気はガソリンスタンドで入れられます。手軽に利用できるうえ、専用の設備が整っており、スタッフのサポートを受けられる場合もあるため安心です。多くの場合は無料で利用できます。24時間営業のスタンドも多く、緊急時の対応にも適しているでしょう。

カー用品店やカーディーラーに頼む

カー用品店やカーディーラーでは、空気入れのほか、専門スタッフによる正確な空気圧の確認を受けられます。タイヤ状態のチェックも同時に行えるため、安全性をチェックしたい場合にも便利です。定期点検と合わせて依頼するのもよいでしょう。

自宅で自分で行う

自宅での空気入れは、コンプレッサーがあれば可能です。好きなタイミングで作業ができる利点がありますが、正確な空気圧管理には経験を要するでしょう。初心者の方は、専門店で手順を学んだり、店舗へ依頼したりすることがおすすめです。

空気入れの前にタイヤの空気圧を確認する

空気入れの前にタイヤの空気圧を確認する

タイヤの空気圧は、メーカーが車種ごとに適した数値を定めています。この車両指定空気圧は、運転席のドア開口部に貼付されたシールや、給油口のフタ付近に記載された内容で確認できます。確認場所は車によって異なるので注意しましょう。

また、前輪と後輪で適正値が異なる場合もあるので、注意が必要です。取扱説明書や各メーカーの公式サイトでも閲覧できます。タイヤのサイズを変更した場合は、販売店などで適切な空気圧を確認してもらうとよいでしょう。

空気圧の測定は、タイヤが冷えている状態で行うことが重要です。走行直後は温度上昇により空気圧が高くなるため、正確な測定ができません。デジタル式の空気圧計を使用することで、より正確な数値を把握できます。

ガソリンスタンドの空気入れの種類や特徴

ガソリンスタンドの空気入れの種類や特徴

ガソリンスタンドには複数タイプの空気入れがあり、それぞれ使用方法が異なります。各タイプの特徴について説明していきます。

ホース巻き取り型

ホース巻き取り型空気入れは、多くのガソリンスタンドに設置されています。ホースリールによりホースが自動で巻き取られる仕組みで、使いやすさと安全性が確保されているので安心です。

一部の機種では、設定した空気圧に達すると自動で停止する機能が搭載されているものもあります。簡便な設計が特徴で、なじみのある種類といえるでしょう。

エアタンク型

エアタンク型は、名前の通りタンク状の形状をした持ち運び可能な空気入れ機です。コンパクトな設計により、場所を選ばず自由に移動して使用できる特徴があります。タンク本体にはアナログメーターが搭載されており、プラスボタンとマイナスボタンで空気圧を調整することが可能です。

装置の持ち運びが簡単で作業がしやすい反面、空気圧の微調整は手動で行う必要があります。正確な空気圧管理には慣れが必要といえるでしょう。タンク内の圧縮空気を使用するため、大きな作業には向いていませんが、日常的なメンテナンス用途には十分な性能を備えています。

据え置きプリセット型

据え置きプリセット型は、設置場所が固定された空気入れです。空気を入れる前に目標となる空気圧を設定できる点が特徴です。エアタンク型のように手動での細かな調整が不要なため、初心者でも簡単に使用できます。

作業中は装置から動作音が鳴り、目標値に達すると自動的に停止します。作業の進行状況を音で確認できるため、充填状態を把握しやすいでしょう。固定式のため移動はできませんが、正確な空気圧管理が可能です。設定値に応じて自動で充填を行うため、作業効率も優れています。

ガソリンスタンドの空気入れの使い方

ガソリンスタンドの空気入れの使い方

実際にガソリンスタンドで空気入れをする方法について、種類ごとに説明していきます。

ホース巻き取り型

ホース巻き取り式の空気入れを使用する手順は、以下の通りです。

ホースを引き出す

ホースは必要な長さよりやや長めに、ゆっくりと引き出しましょう。急な引き出しは機器の故障の原因になります。

空気圧計のレバーを押してエアを抜く

現在の空気圧を確認するため、一度レバーを押して測定します。適正値との差を確認することが大切です。

バルブに空気口をしっかりと押し付ける

バルブとの接続部分からエアが漏れないよう、しっかりと押し付けます。斜めに入れると空気が漏れる可能性があるので注意しましょう。

レバーを握って空気を入れる

レバーはゆっくりと握り、空気を送り込みます。急激な空気の注入は正確な充填の妨げになります。

こまめに空気圧を確認する

空気を入れる途中で、何度か空気圧を確認します。一度に大量の空気を入れすぎないよう注意が必要です。

適正値になったらホースを外す

適切な空気圧に達したら、素早くホースを外します。空気が抜けないよう手早く行いましょう。

バルブキャップを取り付ける

バルブキャップを忘れずに取り付けます。しっかりと締めておきましょう。

ホースをゆっくり戻す

ホースは勢いよく戻さず、ゆっくりと収納します。機種によっては勢いよく巻き取られる場合もありますが、手を離さず戻すようにしましょう。

エアタンク型

エアタンク型の空気入れを使用する手順について説明していきます。

ホースを取り出す

エアタンク型の場合も、ホースは丁寧に取り扱います。乱暴な操作は故障の原因になるので避けましょう。

バルブに空気口を押し付ける

タイヤのバルブキャップを外し、空気入れのノズル先端をバルブに押し当てます。このとき、ノズルはバルブに対してまっすぐに、しっかりと押し付けることが重要です。

押し付けが不十分だと、メーターに空気圧が表示されない場合があります。何度試してもメーターに数値が表示されない時は、機器の不具合の可能性も考えましょう。

ボタンやレバーを押して空気を入れる

機種により操作方法は異なりますが、基本的にボタンやレバーで空気を送り込みます。一度に長時間の充填は避けましょう。

空気圧を確認する

メーターに表示される空気圧を確認します。適正値との誤差が大きい場合は再度調整が必要です。

適正値になったらホースを外す

空気圧が適正値になったら、速やかにホースを外します。

バルブキャップを取り付ける

バルブキャップは忘れずに取り付けましょう。空気が抜けるのを防止するだけでなく、道路の小石や雨水からバルブを保護する役割があります。

ホースを所定の位置に戻す

使用後のホースは決められた位置に収納して終了です。

据え置きプリセット型

据え置きプリセット型の使用手順について説明していきます。

目標の空気圧を設定

メーターの表示を確認しながら、目標となる空気圧を設定します。車種に応じ、ダイヤル等で適正な数値を設定しましょう。

ホースを取り出す

ホースを取り出します。移動させられないので、4本のタイヤすべてに届く長さを取り出しておきましょう。

バルブに空気口をしっかり押し付ける

空気漏れがないよう、まっすぐに押し付けます。現在の空気圧の確認をする手順になるので、確実に接続するようにしましょう。

スタートボタンを押す

空気口をしっかりと接続できたら、スタートボタンを押して充填を開始します。充填中は接続部分を動かさないようにしましょう。

自動で設定値まで充填される

プリセット型は自動で目標値まで充填します。空気を注入している間は音を鳴らして知らせてくれます。音が止むまで待機しましょう。

ホースを外す

充填完了のブザーが鳴ったら、速やかにホースを外します。この時点で空気圧は適正値になっています。

バルブキャップを取り付ける

バルブキャップを確実に取り付けます。忘れないように注意しましょう。

ホースを元の位置に戻す

ホースを元の位置に戻して終了です。

ガソリンスタンドでの空気入れは無料?

ガソリンスタンドでの空気入れは無料?

ガソリンスタンドでタイヤに空気入れを入れる場合、気になるのは料金ですよね。サービス内容や料金体系は異なる場合がありますが、多くの場合は以下の通りです。

多くの場合は無料で空気入れができる

ほとんどのガソリンスタンドでは、タイヤの空気入れは無料サービスとして利用が可能です。給油や洗車などのほかのサービスを利用していなくても、空気入れだけを無料で使用できる場合もあります。

夜間でも無料で利用できるセルフ式の空気入れを設置している店舗も増えています。ただし、スタッフの対応が限られるため、機器の不具合時には注意が必要です。

料金が発生するケースとは

施設の維持費や運営コストをまかなうため、一部のガソリンスタンドでは空気入れに料金が発生します。100~300円程度の価格設定が多いでしょう。

また、高精度なエアゲージを備えた設備や、スタッフによる空気圧調整サービスを提供している場合は有料となることがあります。タイヤの点検や整備を含めた総合的なサービスとして利用する場合は有料と考えておきましょう。

タイヤに空気入れをする際のポイント

タイヤに空気入れをする際のポイント

タイヤの空気入れにはいくつかのポイントがあります。以下の点を押さえておきましょう。

タイヤが冷えている状態で行う

タイヤに空気入れをするときは、タイヤが冷えた状態で実施することが重要です。走行後はタイヤ内部の空気が熱で膨張しているため、正確な空気圧を測定できません。走行終了後、十分に時間を置いてから作業をするようにしましょう。

スペアタイヤの空気入れも忘れず行う

スペアタイヤは普段使用しないため、空気圧の管理を忘れがちです。しかし、緊急時に必要となった際、空気圧不足では本来の性能を発揮できません。空気入れはスペアタイヤも忘れず行い、空気圧の確認をしておきましょう。

適正な空気圧を把握しておく

車種によって指定空気圧は異なります。取扱説明書やドア付近の表示で適正値を確認し、把握しておきましょう。前後輪で異なる場合もあるため、それぞれの数値を確認することが必要です。

空気圧は、荷物の積載量や乗車人数によっても調整が必要になることがあります。状況に応じた空気圧管理も視野に入れましょう。

タイヤの空気圧に関する注意点

タイヤの空気圧に関する注意点

タイヤの空気圧に関して、注意しておきたい点を説明します。安全な走行やタイヤの寿命にも関わってくることなので、覚えておきましょう。

空気圧が低い場合に起こることとは

タイヤの空気圧が低下すると、タイヤのショルダー部と呼ばれる端の部分に過度な負荷がかかります。本来は路面と接触しない部分まで地面に接することで、タイヤの偏摩耗が発生し、寿命が短くなる可能性が出てきます。

さらに、ヒートセパレーションと呼ばれる損傷が起こる可能性も否めません。これはタイヤの外周部のゴムが剥がれる現象で、重大な事故につながる危険性があります。

また、雨天時にはハイドロプレーニング現象が発生しやすくなり、ブレーキやハンドル操作が効かなくなる状態に陥る可能性が高まり、危険です。

空気圧が高い場合に起こることとは

空気圧が高すぎる状態では、タイヤの中央部分のみが路面と接触するようになります。この状態が続くと中央部分が偏摩耗し、タイヤの寿命が短くなる可能性があります。

正常な状態では接地面全体で路面をとらえるべきところ、一部分での接地となるため、安定性も損なわれるでしょう。

また、振動吸収能力が低下するため、路面からの衝撃が車体に直接伝わりやすくなり、乗り心地が悪化してしまいます。

空気圧は定期的に点検する

タイヤの空気圧は、月1回程度の定期点検が推奨されています。また、長距離走行前には忘れず空気圧をチェックしましょう。季節の変わり目や気温の大きな変化がある時期は、より頻繁に確認をすると安心です。

車のタイヤの空気入れはガソリンスタンドでもできる!

タイヤの空気入れについて、ガソリンスタンドでの使用方法や覚えておきたいポイントを解説しました。

ガソリンスタンドに設置してある空気入れは主に3種類あります。多くのガソリンスタンドでは無料で利用できますが、点検や整備をお願いすると料金がかかる場合があるので注意しましょう。

タイヤの空気圧は、低すぎても高すぎても事故や車の不具合につながる可能性があります。定期的な点検を行い、空気圧は正常に保つことを心がけましょう。

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