持ち込みによるタイヤ交換は安い?工賃相場や持ち込みのメリット・デメリットを解説

愛知県といえば、自動車メーカー「トヨタ」が有名で、年間の新車登録台数や保有台数が1位になるほど、車が盛んな県です。
保有台数が多いと、多くの車のメンテナンスが必要になり、とくに消耗品であるタイヤのトラブルが増えるのではないでしょうか?
タイヤは消耗品なので交換が必要になりますが、できるだけ安く交換したいと考えている方は、ネットで安くタイヤを購入し、持ち込みタイヤで交換を依頼することが増えています。
そこでこの記事では、持ち込みによるタイヤ交換の工賃相場やメリットデメリットを紹介します。
タイヤ交換の種類

みなさんはタイヤ交換にはいくつかの種類があることを知っていますか?
タイヤ交換には主に3種類あります。
タイヤ組み換え
組み換えとは、古いタイヤをホイールから外し、ホイールはそのままで新しいタイヤを既存のホイールに取り付けることです。
タイヤ履き替え
履き替えはタイヤ・ホイールごと取り替えることで、一般的には季節が変わるときにスタッドレスやノーマルタイヤに履き替えます。
タイヤローテーション
ローテーションとは、タイヤの摩耗を均一にするために定期的にタイヤの位置を交換することです。
タイヤ交換の目安

みなさんは、タイヤ交換のタイミングを知っていますか?
タイヤ交換のタイミングは、パンクしたときだけではなく、タイヤ交換のサインがあるので、ここではタイヤ交換の目安を紹介します。
タイヤ交換には下記のタイミングで交換することをおすすめします。
- 走行距離
- 使用年数
- スリップサイン
走行距離
一般的なタイヤの溝は、新品の状態で約8mmあり、走行距離5,000kmにつき1mm摩耗し、車の使用状況や使用環境で摩耗状態は変わりますが、3,200km走行するとタイヤの溝が1,6mmになる計算です。
残り溝が1,6mm以下になると、グリップ力が落ち、滑りやすくなるので走行距離が3,200kmを目安にタイヤ交換をおすすめします。
使用年数
タイヤを使用してから4〜5年経っていればタイヤ交換をおすすめします。
車の使用環境や、使用状況、運転方法、保管状況によって変わってきますが、タイヤのゴムは使用していなくても時間の経過とともに劣化します。
ゴムの劣化を放置して走行していると、パンクやバーストする危険性があるので、タイヤ使用年数が4〜5年を経過している場合はタイヤ交換したほうが良いでしょう。
スリップサイン
すべてのタイヤの側面には、スリップサインという三角のマークが刻印されています。スリップサインは溝の底部分から1,6mm盛り上がっており、ゴムが摩耗することで、この突起物が出てきます。
スリップサインが出ていれば、タイヤの残り溝が1,6mm以下です。
タイヤの残り溝が1,6mm以下になると、車検に通らなかったり、道路交通法違反になり車の走行ができません。そのため、定期的なタイヤの点検をおすすめします。
持ち込みタイヤとは?

タイヤ交換するにあたって、「タイヤ本体を店舗で購入しそのままタイヤ交換してもらう方法」と、「タイヤ本体を別の店舗やネットで購入し、持ち込みでタイヤ交換を依頼する方法」があります。
近年では、ネットで安くタイヤを購入しタイヤ交換を依頼するケースが増加しているのです。
持ち込みによるタイヤ交換の工賃相場

タイヤ交換は、ただタイヤ交換するのではなく安心安全に運転できるようにさまざまな作業工程があり、それぞれ作業にかかる費用がかかるので、ここではタイヤ交換にかかる費用相場を紹介します。
タイヤ交換の作業工程
- 車体から古いタイヤとホイールを外す
- 古いタイヤからホイールを外す
- 新しいタイヤをホイールにはめ込む
- バランス調整する
- タイヤを車体に取り付ける
上記のような手順でタイヤ交換します。
タイヤ交換の作業工程でかかる費用相場
上記ではタイヤ交換の作業手順を紹介しましたが、作業にかかる費用を知りたいですよね?
ここでは、各作業にかかる費用相場を紹介しますので参考にしてみてください。
持ち込みタイヤ交換による工賃相場
軽自動車 | 1500円~2000円 |
乗用車 | 2000円~3500円 |
SUV | 2500円~4000円 |
21インチ以上 | 4000円~ |
その他の作業工賃相場
エアバルブ代 | 300円~550円 |
バランス調整代 | 550円~1000円 |
廃タイヤ交換代 | 300円~500円 |
タイヤ交換工賃
タイヤ交換にかかる作業工賃です。
上記では、持ち込みタイヤによる作業工賃相場を紹介しましたが、店舗でタイヤを購入する場合に比べて工賃が高く設定されていることがほとんどです。
エアバルブ代
エアバルブはタイヤと同じゴムでできているので、走行しているうちに劣化し、そのままにしておくとタイヤの空気圧がなくなり、バーストする危険性があります。
そのためエアバルブも交換が必要ですが、基本的にはタイヤ交換するときにエアバルブも交換することがほとんどです。
バランス調整代
バランス調整とは、主にタイヤ組み換えをする場合に必要になる作業です。タイヤをホイールに取り付けたときは、一見きれいな円形になっていますが、少しの重心の偏りがあります。
この偏りをそのままにしておくと、いくつかの問題が生じるので紹介していきます。
走行が不安定になる
タイヤのバランスが乱れたまま走行すると路面との接触が安定せず、ハンドルが振動するなどの現象が起き、車をまっすぐ走行することが困難になります。
ハンドル操作に支障が出ると、ハンドルを取られたり、進行方向に進めないことがあり、大きな事故につながる危険性があります。
偏磨耗が起きる
ホイールバランスが偏っていると、タイヤに偏磨耗が起こります。この偏摩耗とは、タイヤが均等に地面と接していないことで、タイヤの一部分だけが摩耗することです。偏摩耗のまま放置すると、バーストする危険性があります。
廃タイヤ処分代
タイヤ交換した際に、古いタイヤを廃棄処理してもらう場合にかかる費用です。廃タイヤは粗大ごみでは処分できないため、タイヤ交換と同時に処分を依頼する場合がほとんどです。
また、処分する前に、タイヤを買い取って貰えるケースもあるので処分する前にチェックしてみてください。
持ち込みによるタイヤ交換のメリット・デメリット

「持ち込みタイヤで交換すると安く済む」と考えている方は多くいるのではないでしょうか?ここでは持ち込みタイヤによるメリット・デメリットを紹介します。
メリット
まず持ち込みタイヤによるメリットは、「タイヤ本体の価格が安く済む」「店舗に直送できる」ことが挙げられます。
タイヤ本体の価格が安く済む
タイヤ交換は決して安くはありませんよね?そこで少しでも安く抑えたい方は、タイヤ本体の値段を安く抑えるためにネットで購入する方が増えています。
ネットでは店舗よりも豊富な種類のタイヤが販売されており、大手のタイヤメーカーから安い価格で品質が良いアジアンタイヤなど、それぞれ自分の車に合ったタイヤを購入できます。
店舗に直送できる
持ち込みタイヤのメリットは、ネットで店舗直送ができる場合は、自宅から持ち運ぶ必要がありません。
タイヤを車に積むのは労力が必要ですが、タイヤを店舗に直送できる場合は手間が省け、車だけを持っていけばタイヤ交換してもらえるので、とても便利なサービスです。
デメリット
次にタイヤ持ち込み交換のデメリットとして挙げられるのは、「工賃が割高になる」「改造車には対応していない」ことが挙げられます。
工賃が割高になる
一般的に持ち込みタイヤは、店舗でタイヤを購入しその場で交換する場合より割高になる傾向があります。
そのため、タイヤ本体を安く購入できても交換費用が高くなり、店舗で購入してその場で交換してもらう方法よりも費用が高くなる可能性があるので注意が必要です。
改造車には対応していない
持ち込みタイヤで交換する際に注意したいのが、「改造車」や「引っ張りタイヤ」を履いている車はタイヤ交換に対応していない業者があります。
引っ張りタイヤとは、ホイールの太さに対して適正サイズより細いタイヤを履かせるカスタムで、細いタイヤが外に引っ張られているので「引っ張りタイヤ」と呼ばれています。
引っ張りタイヤの交換は、通常のタイヤ交換より高い技術が必要になり、タイヤ交換したときにホイールを傷つけたり、タイヤが破れたりする可能性があるので、業者は責任が取れません。
そのため、改造車や引っ張りタイヤを履いている車には対応していないことがあるので、事前に車をカスタムしていることを伝えて依頼可能かを確認することをおすすめします。
持ち込みでタイヤ交換ができる業者

ネットでタイヤを購入したら、タイヤ交換を業者に依頼しますが、どこに依頼すれば良いのでしょうか?
持ち込みでタイヤ交換してくれる業者はいくつかありますが、ここでは身近にあるタイヤ交換してくれる業者を紹介します。
カー用品店
カー用品店のなかでも良く知られているのが「オートバックス」「イエローハット」ではないでしょうか?
カー用品店は、タイヤ交換の価格が1100円からと、比較的安く設定されていますが、その分タイヤ交換の時期になると混雑する場合があるので待つ時間が長くなることがあるので、事前に予約しておくと良いでしょう。
また、タイヤ交換だけでなくさまざまなカー用品が豊富に揃っており、気軽に足を運べます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、全国のどこにでもあり、急なタイヤのトラブルでも対応できます。
しかし、ガソリンスタンドは主に給油をする場所であり、タイヤの種類が少ないので選べるタイヤが限られます。
タイヤ交換専門店
タイヤ専門店は、タイヤの知識が豊富で自分の車に合ったタイヤを提案してくれます。
タイヤ交換といえば、ガソリンスタンドやカー用品店、タイヤ専門店がありますが、なかには持ち込みタイヤに対応していない店舗もあるので事前に確認する必要があります。
しかし、愛知県には持ち込みタイヤ交換専門店があるので、電話で確認する必要が無くても持ち込みでタイヤ交換可能です。
持ち込みのタイヤ交換に関するよくある質問

近年では、持ち込みタイヤでのタイヤ交換をする方が増えている中で、よくある質問を独自でまとめたので紹介します。
1000円でタイヤ交換はできるのか?
身近にあるガソリンスタンドやオートバックスでは、税込1100円〜タイヤ交換が可能ですが、持ち込みタイヤの場合は別料金になったり、すべての店舗で持ち込みタイヤに対応しているとは限りません。
そのため、事前に持ち込みタイヤに対応しているのか確認しておくと良いでしょう。
当日でも対応してくれるか?
空きがあれば、当日にタイヤ交換してもらうことは可能です。
しかし、タイヤ交換のシーズンは混雑するので待ち時間が長時間になる可能性があったり、当日にタイヤ交換できない場合もあるので注意が必要です。
そのため、できる限り事前に予約しておくと、待ち時間が大幅に短縮されるのでスムーズにタイヤ交換できます。
作業時間はどのくらいかかるか?
タイヤ交換はインチ数によって作業時間が異なります。
14インチ以下 | 30分~1時間 |
15~17インチ | 30分~1時間 |
18~21インチ | 1時間~1時間半 |
22インチ以上 | 1時間半以上 |
タイヤ交換にかかる作業時間は、通常1時間前後で交換できますが、足回りをカスタムしている場合は取り外しなどに時間がかかる場合があります。
タイヤ交換作業は、小さいタイヤの方が早く交換でき、重くて大きいタイヤになると作業時間が長くなる傾向があります。
持ち込みタイヤを交換するなら?
身近にタイヤ交換できるのはガソリンスタンドやオートバックスなどがありますが、その他にも地域に密着した持ち込みタイヤ交換専門店があります。
持ち込みによるタイヤ交換をするなら、ネットでタイヤを購入して工賃が安い店に依頼すると安く済み、さらにネットから店舗に直送できる業者もあり、安いだけでなく手間が省けるサービスもあるのでお得にタイヤ交換ができます。
持ち込みタイヤによるタイヤ交換を安くするなら、さまざまな業者から見積を出して比較することで、安くタイヤ交換できるのでぜひ参考にしてみてください。