軽自動車のタイヤ4本の相場は?交換費用、おすすめメーカーを紹介!

軽自動車のタイヤ4本の相場は?交換費用、おすすめメーカーを紹介!

軽自動車は、日本で一番売れている人気の車種です。燃費が良く維持費も安いため、子育て世帯や初めて車を買う方など、幅広い世代で人気となっています。

軽自動車のタイヤの価格相場はいくらなのでしょうか。

この記事では、タイヤ4本の価格や交換費用、おすすめのメーカーなどについて紹介していきます。

目次

軽自動車は普及率が高い

軽自動車は普及率が高い

一般社団法人全国軽自動車協会連合会の調査によると、軽自動車の国内の普及率は世帯の5割以上となっています。100世帯で50台以上の軽自動車を持っている計算になり、普及率は非常に高いです。

普及率が多い県は、長野、鳥取、島根、佐賀、山形の上位5県となっています。どの県でも車が必要で、通勤や外出の際には車移動が主流です。

軽自動車の世帯当たり保有台数トップの長野県では、農業が盛んに行われています。農業の現場では軽トラックが利用されているため、保有台数が高くなっているのです。

また、現代の軽自動車は技術力の向上に伴い、昔よりも耐久性が上がっているため長持ちするようになりました。そのため車を買い替える方が減り、全国的に軽自動車の保有台数が増えているのです。

軽自動車は燃費が良く、税金も安いため維持費を抑えられます。手軽に購入できるので、子育て、仕事、通勤などといった幅広い用途で利用できる人気の車種です。

軽自動車が人気な理由

軽自動車の特徴は、購入費用と維持費が安い、燃費がいい、コンパクトで乗りやすいなどの特徴があります。このような軽自動車の特徴は、多くの方が購入する決め手にもなりやすいです。

とくに購入費用と維持費が安い点に関しては、多くの方が購入しやすく人気の理由の1つとなっています。

新車の購入価格は80万円〜200万円ほどです。それに対して中古車は30万円〜150万円ほどとなっています。普通自動車の平均購入価格は250万円となっており、軽自動車と比較すると価格が高いです。

軽自動車はコンパクトで燃費がいいため、子育てや仕事にも向いています。最近では荷室が広く荷物を積みやすい軽自動車も登場し、実用性がさらに向上しました。

このような背景から、軽自動車の需要は高まっているのです。

軽自動車のタイヤサイズ

軽自動車のタイヤサイズ

軽自動車のタイヤサイズは、13〜15インチが主流です。2024年12月末時点で販売されている軽自動車のほとんどが、13〜15インチのタイヤが標準装備となっています。

タイヤには、インチ数の他にもサイズを区別するための規格があることを知っていますか。タイヤ側面をよく見ると「165/55R 15」といった記載があります。

これは、タイヤのサイズを意味しています。数字の意味は以下の通りです。

165タイヤ幅
55R扁平率
15インチ数

このように同じ15インチでも、タイヤ幅や扁平率が異なる場合があります。すべての軽自動車が同じ規格とは限らないので、タイヤを購入する場合は同じインチでも規格が合っているか確認しましょう。

軽自動車のタイヤサイズ別4本セットの価格

軽自動車のタイヤサイズ別4本セットの価格

軽自動車のタイヤは13〜15インチが主流ですが、4本セットで購入する場合の価格はいくらなのでしょうか。13〜15インチの価格の相場をまとめましたので、購入を検討している場合は参考にしてください。

13インチ

13インチの場合、「145/80R 13」の規格が一般的です。タイヤ幅が145mm、扁平率は80mmの13インチのタイヤになります。

通販サイトアマゾンでは4本セットの価格は、15,000円〜25,000円ほどで購入することが可能です。

安いもので15,000円から購入でき、高いものは25,000円ほどになります。サマータイヤよりもスタッドレスタイヤの方が高く、ブリジストンなどのブランド力のあるメーカーのタイヤは高額です。

13インチは軽自動車のタイヤの中でも一番サイズが小さいので、比較的安く購入することが可能です。スタッドレスタイヤや大手のブランド力が強いメーカーについては、高値で販売されています。

14インチ

14インチの場合、「155/65R 14」の規格が一般的です。タイヤ幅が155mm、扁平率は65mmの14インチのタイヤになります。

通販サイトアマゾンでは4本セットの価格は、14,000円〜28,000円ほどで購入することが可能です。

13インチよりも1つ大きいサイズですが、販売しているメーカーが異なるため安いものは13インチよりも安い価格で販売されています。大手メーカーのタイヤは高く、28,000円ほどで販売されています。

ものによっては、メーカーが異なるため13インチよりも安く購入することが可能です。しかし、高値で販売されているのはブリジストンなどの大手メーカーで生産しているブランド製品が多い傾向となっています。

15インチ

15インチの場合、「165/55R 15」の規格が一般的です。タイヤ幅が165mm、扁平率は55mmの15インチのタイヤになります。

通販サイトアマゾンでは4本セットの価格は、16,000円〜26,000円ほどで購入可能です。

15インチについても、メーカーによって販売価格が異なるため価格が前後することがあります。16,000円〜26,000円ほどで販売されており、ものによっては14インチよりも安く購入可能です。

一方、70,000円以上の高値で販売している製品もありますが、数は多くありません。大体が15,000円〜26,000円の間で販売されています。

タイヤの価格は販売場所によって異なる

タイヤを購入する際に注意しなければいけないのが、購入する場所です。この記事で紹介した価格はおおよその目安なので、必ずしも同じ価格で販売されている訳ではありません。

販売場所によってはセールなどを行う場合もあるため、安くなる可能性もあります。安く購入したい場合は販売店舗の情報をチェックして、セールの時をねらってもいいかもしれません。

初売りなどは多くの店で行うため、そのタイミングでタイヤを購入するのもおすすめです。

また、店によってはタイヤを購入してくれたらタイヤ交換もお得にしてくれることもあります。店によってサービスが違うので、購入を検討している場合はそのような情報もチェックしておくとお得に購入できるかもしれません。

軽自動車のタイヤ交換の相場は3万円?

軽自動車のタイヤ交換の相場は3万円?

みなさんは、タイヤ交換をどのようにしてやっていますか。タイヤ交換を自分でやる場合、タダで行えます。しかし、ディーラーやタイヤ販売店など、店舗で行う場合は金額に差が出る場合があります。

店舗で軽自動車のタイヤ交換をしたい場合、大体いくらくらいが相場なのでしょうか。タイヤ交換自体は2,000円〜10,000円ほどでできますが、店舗によって工賃やサービスが異なります。

例えば、タイヤを店舗で購入した場合、タイヤ交換は割安で行ってくれるなどです。また、タイヤの保管場所に困る方は少なくないため、作業が終わった後にタイヤを保管してくれるサービスもあります。

店舗で新しく購入したタイヤを交換する場合、タイヤ本体の料金と交換費用が合計されるため高くなってしまいます。その際は総額30,000円ほどが相場でしょう。もちろん、タイヤ交換をしてもらう店舗によります。

このように、タイヤ交換は各店舗ごとで価格が異なりますが、タイヤ交換自体は2,000円〜10,000円ほどで交換は可能です。店舗で新しく購入したタイヤを交換する場合は、おおよそ30,000円の費用がかかるので参考にしてください。

軽自動車のタイヤ交換4本の工賃込みの相場

軽自動車のタイヤ交換4本の工賃込みの相場

「あそこは工賃が高いから…。」という話を耳にしたことはないでしょうか。

工賃とは手間賃のことで、タイヤ交換の場合は作業料金というとわかりやすいかもしれません。この工賃は店によって異なり、料金が一定ではありません。そのため、工賃が安い店舗もあれば、高い店舗もあります。

その理由は、店舗ごとで工賃の内訳が異なるからです。タイヤ交換は、大きく分けると以下の3つの作業があります。

  1. タイヤ交換(4,000円~40,000円)
  2. タイヤ脱着(2,000円~8,000円)
  3. タイヤ組み換え(4,000円~40,000円)

1のタイヤ交換は、新品のタイヤに交換する作業です。新しいタイヤへ交換になるため、店舗によっては高額になってしまう場合があります。4本で4,000円〜40,000円ほどで、店舗によって価格が変わりやすいです。

2のタイヤ脱着は、通常のタイヤ交換になります。現在車が履いているタイヤと、所有している替えのタイヤを履き替える作業です。作業量も少なくて済むので、比較的安い金額で済む場合が多いです。

料金は4本で2,000円〜8,000円となります。

3のタイヤ組み換えは、タイヤのゴムの部分のみを取り替える作業です。ホイールはそのまま活かすことができますが、一度タイヤを車体から外す必要があるため手間がかかります。

料金は4本で4,000円〜40,000円です。

このように、タイヤ交換自体は2,000円〜8,000円ほどで行えます。タイヤ交換は大きく分けて3つの作業があり、作業ごとで工賃が違うのです。店舗によっても工賃は異なるので注意しましょう。

軽自動車のタイヤ交換はどこが安い?

軽自動車のタイヤ交換はどこが安い?

先ほど軽自動車のタイヤ交換は、店舗によって異なるというお話をしました。では、なるべくタイヤ交換の費用を抑えるためには、どの店舗で行うのがベストなのでしょうか。

各店舗のタイヤ交換にかかるおおよその費用と、特徴についてまとめましたので参考にしてください。

ディーラー

ディーラーでタイヤ交換を行う場合、1本2,000円〜6,000円の費用がかかります。

ディーラーでタイヤ交換をするメリットは、作業の質が高いということです。他の店舗と比べて細かな配慮があり、丁寧な対応をしてくれます。

しかし、質の高いサービスを提供するかわりに、工賃が高いという点がデメリットです。信頼度は高いですが、料金は少々高めなのがディーラーでのタイヤ交換の特徴になります。

車両販売店

ディーラー以外でも、車を販売している店舗は数多くあります。近年では時代の変化と共に中古車市場が盛り上がり、中古車販売店でもさまざまなサービスを受けることが可能です。

中古車販売店ではタイヤ交換も行っていますが、店舗によって作業の質に差があることがあります。タイヤ交換は1本2,000円~4,000円ほどで行うことができ、店舗によっては車を購入してくれたら無料で行ってくれる場合もあります。

車両販売店でタイヤ交換を行うメリットは、ディーラーよりも安く行うことができるという点です。作業の質もそこまで大きく変わらないので、料金を安く抑えたいという方であればおすすめです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでもタイヤ交換を行うことができます。ガソリンスタンドでタイヤ交換をする場合、1本1,000円〜3,000円ですることが可能です。

ガソリンスタンドのメリットは、価格が安いという点と、いつでも対応してくれることの2つが挙げられます。

タイヤ交換を行ってくれる店舗の中で、工賃は一番安いです。ガソリンや灯油なども販売しているため、タイヤ交換中の待ち時間で燃料を購入することもできます。

また、洗車をすることも可能です。タイヤ交換をお願いしたついでに洗車もできるので、車を綺麗にすることもできます。

店舗にもよりますが、店舗に来た人の順からタイヤ交換をしてくれるスタンドもあるので、急な積雪でも対応しやすいのもメリットです。

タイヤ販売店

タイヤ販売店でもタイヤ交換を行えます。タイヤ販売店でタイヤ交換を行う場合は、1本2,000円~4,000円ほどです。タイヤ交換ができる店舗の中では、比較的割高になります。

タイヤ販売店でタイヤ交換を行うメリットは、タイヤについて相談できることです。さまざまな種類のタイヤを販売しているため、車や予算に合わせたタイヤ選びをサポートしてくれます。

ディーラー同様、作業の質が高いことも特徴です。普段からタイヤを専門で取り扱っているため、タイヤの状態のチェックなど細かなサービスを提供しています。

軽自動車のタイヤを自分で交換することもできる

軽自動車のタイヤを自分で交換することもできる

タイヤ交換は、自分で行うことも可能です。自分でタイヤ交換をする場合、どのような手順で行えばいいのでしょうか。具体的な手順や必要な道具、気を付けるポイントなどについて解説していきます。

準備する道具

軽自動車のタイヤ交換を行う場合、必要な道具は次のようなものです。

  • トルクレンチ
  • クロスレンチ
  • センターキャップレンチ
  • ジャッキ
  • 手袋
  • 車留め

これらの道具を準備すれば、タイヤ交換をスムーズに行うことができます。作業性を上げるためすべての道具をそろえた方がいいですが、必要最小限の道具でタイヤ交換を行うことも可能です。

この中で必ずないといけないのは、クロスレンチ、ジャッキになります。ジャッキで車を持ち上げてクロスレンチでタイヤを外すことができれば、簡単にタイヤ交換をすることが可能です。

タイヤ交換をする際の安全性の面から、車留めはしておいた方がいいでしょう。最低限車のサイドブレーキでも大丈夫ですが、念のため車留めもしておいた方が安全です。

トルクレンチは、適正な力でナットを締める際に使用します。数値計がついており、ナットを締める力を数値化できる便利な道具です。

手袋は手を傷める可能性もあるので、できれば着用するようにしましょう。

タイヤ交換の手順

具体的なタイヤ交換の手順は、以下のようになります。

  1. 平らな場所で車留めを使い車体を固定
  2. ジャッキで車体を持ち上げる
  3. レンチでナットを緩める
  4. タイヤを取り外し新しいタイヤを装着する
  5. レンチでナットを締める
  6. ジャッキを下ろす
  7. 車体確認

タイヤ交換を行う際は、必ず平らな場所で行うようにしましょう。ジャッキで車体を上げている状態は不安定なので注意してください。

タイヤ交換は、慣れれば30分程度で行うことができます。周囲に注意して一つひとつ確認しながら行えば、そこまで難しくありませんので参考にしてください。

自分で交換する際の注意点

自分でタイヤ交換をする際の注意点は、安全確認です。

とくに、ジャッキで車体を持ち上げている際はバランスが悪く、ジャッキが倒れる危険性があります。もし車体の下敷きになってしまえば、命に関わる重大な事故につながるため注意しましょう。

また、タイヤ交換を終えたら車体の確認も重要です。タイヤが外れて高速道路などで事故を起こすこともあります。これは、しっかりとナットが締められていないことが原因です。

タイヤが外れれば自分の命も危険ですが、対向車など相手の命を奪ってしまう大きな事故につながるリスクもあります。

自分でタイヤ交換を行う場合は、このようなリスクがあるため安全確認はしっかりと行うようにしましょう。

軽自動車のタイヤはブリヂストンがおすすめ

軽自動車のタイヤはブリヂストンがおすすめ

軽自動車のタイヤで、おすすめは何があるのでしょうか。

もし、これからタイヤの購入を検討している場合は、ブリヂストンがおすすめです。ブリヂストンは、世界的なシェアも多く高い性能を持っています。

この記事では、ブリヂストンの特徴や4本セットの価格などについてまとめました。今後のタイヤの買い替えなどを検討している場合は、参考にしてみてください。

ブリヂストンの特徴

ブリヂストンは、日本のタイヤメーカーです。タイヤ館、ミスタータイヤマンなどのタイヤ販売店を全国で展開しています。

国内タイヤメーカーの中ではトップクラスの品質で、路面の衝撃を吸収する高い走行性能が特徴です。そのような高い走行性能は世界的にも認められており、信頼度は世界的に見ても高いといえます。

格安で販売しているタイヤがある一方で、ブリヂストンのタイヤは高額です。その理由は、高い走行性能にあります。生産コストを削って販売価格を下げることもできますが、それに伴い品質は下がります。

ブリヂストンはそのような安いタイヤを作らず、性能重視で価格に見合った製品を生産しているのです。そのような理由から、ブリヂストンのタイヤは多くの方から信頼されています。

ブリヂストンの4本セットの価格

ブリヂストンのタイヤ4本セットの価格は、50,000円〜100,000円ほどで購入することができます。製品によって価格差が大きいため、安価なものから高額なものまで幅広い価格帯で選ぶことが可能です。

どれもブリヂストンの高い技術力が詰め込まれており、高品質な性能を持っています。そのため4本セットで50,000円以上の高い価格から販売しており、決して安い価格ではありません。

ですが、高い走行性能と快適なドライビング性能を実現することができます。インチサイズが変わっても品質や性能は低下しないため、安定した走行が可能です。

軽自動車で採用されている13〜15インチのタイヤすべてが、値段以上の品質となっているため世界的にも認められています。

自分の状況に合わせてタイヤを購入しよう

軽自動車は、幅広い世代が乗りやすいため多くの方が乗っています。維持費の安さ、高い実用性など、現代のニーズに適している人気の車種です。

この記事では軽自動車のタイヤの相場を紹介してきました。高いものから安いものまで、幅広い価格帯で販売されている軽自動車のタイヤですが、おすすめはブリヂストンです。13〜15インチすべてのサイズで、高い品質と性能を持っています。

新しいタイヤを購入し交換をする際などは、各店舗によって料金が異なることを理解しておきましょう。各店舗によって特徴があるので、自分の状況に合わせてベストな方法で行うことが大切です。

自分で交換することも可能ですが、その際は安全確認をしっかりと行い事故のないように気を付けて行いましょう。

目次