実は予防できる!タイヤバーストの原因と対処法は?予防策まで徹底解説

走行中に突然タイヤが破裂するバーストには、重大事故につながるリスクがあります。そこで本記事では、タイヤがバーストする原因と対処法を解説します。予防策もまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
タイヤのバーストとは?

タイヤのバーストとは、走行中に突然タイヤが破裂する現象です。車の制御を失うため、重大事故につながるリスクがあります。ここでは、タイヤバーストの前兆やリスク、パンクとの違いを解説します。
バーストの前兆
タイヤがバーストする前兆として、スタンディングウェーブ現象が起きることがあります。タイヤが波を打つように変形する現象です。
スタンディングウェーブ現象には気付かないまま走行を続けると、バーストが起きるリスクがあります。走行中にスタンディングウェーブ現象が起きると、車体が揺れてハンドル操作が不安定になります。
異変を感じたら減速し、安全な場所に停車し、タイヤの状態をチェックすることが必要です。
バーストするリスク
走行中にタイヤがバーストしてハンドル操作が効かなくなり、スリップやスピンをするリスクがあります。特に高速道路やカーブでは重大事故につながるため、非常に危険です。
以下の調査結果によると、4台に1台の車両が空気圧不足の状態で走行を続けています(※1)。後ほど詳しく解説しますが、空気圧不足のまま走行を続けるとタイヤがバーストするリスクが高いのです(※2)。
タイヤがバーストする原因と対処法、予防策を把握しておくことが重要ですので、後ほど詳しく解説します。
※1参照元:日本自動車タイヤ協会「4台に1台が空気圧不足!」(https://www.jatma.or.jp/tyre_psd/othernews07.pdf)
パンクとの違い
タイヤのバーストとパンクでは、主な原因に違いがあります。
| タイヤのトラブル | 現象 | 主な原因 |
| バースト | 走行中に、突然タイヤが破裂する | 空気圧の過不足 タイヤの劣化・摩耗・損傷 車体の過積載 |
| パンク | タイヤに穴が開き、空気が徐々に漏れる | 釘やガラスなどの異物 タイヤの劣化・摩耗・損傷 縁石や段差への衝突 |
停車中や走行中に少しずつ空気が漏れていくパンクに対して、バーストは走行中に一瞬で破裂してしまいます。
タイヤがバーストする原因

空気圧の過不足やタイヤの劣化・摩耗・損傷、車体の過積載を放置したまま走行を続けると、タイヤがバーストするリスクが高くなります。ここでは、タイヤがバーストする原因について詳しく解説します。
空気圧の過不足
タイヤの空気圧に過不足があるまま走行を続けて、スタンディングウェーブ現象が起きると、バーストする原因になります。
スタンディングウェーブ現象が起きるとタイヤ内で熱が発生し、内部のベルトや繊維を損傷するため、バーストを引き起こすのです(※3)。走行中にタイヤのゴムが焼けるような臭いや車体の揺れを感じたら、スタンディングウェーブ現象が起きている恐れがあります。
空気圧を適正値に保つことが重要ですので、後ほど詳しく解説します。
タイヤの劣化・摩耗・損傷
劣化・摩耗・損傷したタイヤで走行することも、バーストする原因です。タイヤのゴムは経年劣化するため、たとえ未使用であっても徐々に性能が低下していきます。
また、走行距離が長くなるほど、タイヤのトレッドは摩耗していきます。スリップサインが出た状態で走行を続けると危険です。それから、縁石や段差などに強く衝突すると、タイヤ内部の損傷を引き起こす場合があります。
タイヤの劣化・摩耗・損傷を放置しないためには、定期点検と適切な時期の交換が必要ですので、後ほど詳しく解説します。
車体の過積載
過積載の車体で走行し、タイヤが耐えられないほどの負荷がかかると、バーストすることがあります。
過剰な重量によって、タイヤの変形や内部構造の損傷を引き起こします。車体には最大積載量が、タイヤにはロードインデックス(タイヤ1本が耐えられる最大荷重を示す数値)が定められています。
タイヤのロードインデックスについては、次の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

タイヤがバーストしたときの対処法

走行中にタイヤがバーストすると、慌ててしまいます。大きな事故を防ぐためには、安全な場所に停車し、停止表示板・発煙筒を使用したうえで、スペアタイヤへの交換またはロードサービスへの連絡を判断しましょう。
安全な場所に停車する
タイヤがバーストしたときは、慌てずにアクセルを離し、ハンドルを握りながら徐々に減速し、安全な場所に停車することが重要です。
急なブレーキやハンドルの操作をすると、スピンやスリップの危険性があります。高速道路では左側の路肩に寄せて停車し、直ぐにハザードランプを点灯させてください。
安全な場所に停車したら、シフトレバーをパーキングに入れて、サイドブレーキをかけることも忘れないようにしましょう。
停止表示板・発煙筒を使用する
安全な場所に停止できたら、車両の後ろで停止表示板・発煙筒を使用してください。後続車両への注意喚起を促すためです。
- 停止表示板:事故や故障で停車していることを知らせる
- 発煙筒:夜間や視界の悪い環境でも車の存在を目立たせる
道路交通法では、高速道路上で停止した場合に、停止表示板・発煙筒の使用が義務として定められています。
※4参照元:e-GOV法令検索「道路交通法」(第75条11)(https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105)
スペアタイヤに交換する(またはロードサービスに連絡する)
後続車両への配慮を示したら、スペアタイヤへの交換またはロードサービスへの連絡を判断しましょう。車体にスペアタイヤを保管し、安全な作業場所である場合は、タイヤ交換ができます。
ただし、高速道路上や交通量の多い道路上では、タイヤ交換作業が危険です。JAFや自動車保険などのロードサービスに連絡をし、場所・車種・状況などを伝えてください。
タイヤがバーストした際は、常に安全を第一に考えて行動することが重要です。
タイヤバーストの予防策

タイヤバーストの原因と対処法を把握することはもちろん、予防策を実行することも重要です。タイヤを定期的に点検し、空気圧を適正値に保ち、適切に保管することで安全運転を維持しましょう。
定期的に点検する
タイヤのバーストを予防するためには、定期的に点検することが必要です。長距離や高速道路の運転前にも、タイヤの点検を心がけましょう。
- ひび割れ:トレッドやサイドウォールのゴムが劣化していないか
- 摩耗:スリップサインが出ていないか
- 損傷:釘やガラスなどの異物や膨らみなどがないか
なお、走行中にタイヤからの異音や異臭を感じたら、安全な場所に停車し、臨時点検を行ってください。タイヤ販売店や修理工場などの専門家に、タイヤの点検を依頼すると安心です。
空気圧を適正値に保つ
定期点検の際にはタイヤの空気圧も必ず確認し、適正値に保ちましょう。空気圧の過不足によるスタンディングウェーブ現象を防止できます。
- 空気圧の適正値は、車種やタイヤの種類、積載量などによって異なる
- 車両の取扱説明書や運転席・給油口のステッカーで、空気圧の適正値を確認できる
- タイヤ販売店などに依頼すれば、タイヤの空気圧を点検・調整できる
タイヤの空気圧の適正値については、次の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

適切にタイヤを保管する
タイヤを使用しない期間に、適切な保管を心がけて劣化を防ぐことで、走行中のバーストを予防することにつながります。
- 直射日光や風雨、油分などに触れると、タイヤのゴムが劣化してしまう
- タイヤに付着した汚れも劣化を引き起こすため、洗い流してから保管する
- タイヤの保管場所には、風通しの良く、湿気の少ない屋内が適している
タイヤの正しい洗い方と保管方法については、次の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

タイヤのバーストに関するよくある質問

タイヤのバーストについて対処法や予防策を検討する際には、修理に関する疑問を抱くものです。ここでは、バーストしたタイヤの修理に関する質問に対して、一般的な回答をご紹介します。
バーストしたタイヤを修理できますか?
いいえ、バーストしたタイヤを修理することはできません。なぜなら、タイヤの内部構造が損傷しており、著しく安全性が低下しているからです。
たとえば、タイヤのサイドウォールが破裂したり、トレッドが剥離したりすると、タイヤ内部のベルトや繊維などが損傷してしまいます。表面の傷を塞ぐだけでは、タイヤの性能が戻らないのです。
万が一タイヤがバーストした際は、安全に対処してから、速やかにタイヤを交換することが必要です。
タイヤバーストの対処法と予防策を把握しておこう
タイヤがバーストした際は、大きな事故につながらないように適切な対処が重要です。何より、タイヤの定期点検や空気圧の調整、適切な保管方法などを実行して、バーストを予防しましょう。
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