タイヤチェンジャーとは?使用方法やオススメの商品を紹介!

みなさんは、タイヤチェンジャーを知っていますか。
一般的にはあまりなじみがない、車のタイヤ組み換え作業に使用する専用機器で、主に業者が使用することがほとんどですが、なかには個人でタイヤ交換する方もいるのではないでしょうか。
タイヤチェンジャーには個人がお手頃な価格で購入できる手動式や業者が使用するサイズの大きな電動式があるので購入を考えている方は迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、タイヤチェンジャーの使用方法や各メーカーの商品を紹介し、あわせておすすめのタイヤチェンジャーを紹介するので参考にしてみてください。
タイヤチェンジャーとは

タイヤチェンジャーとは、タイヤを脱着・交換するための専用機器です。
タイヤチェンジャーを使用することで、タイヤ交換がスピーディーにでき、タイヤやホイールを傷つけることなく安全に作業できます。
ほとんどの業者がタイヤチェンジャーを使用しています。
タイヤチェンジャーの使用方法

タイヤチェンジャーには手動式と電動式の種類があります。手動式は比較的安く手に入り、電動式は業者などが使用するもので高価です。
ここでは、手動式と電動式のタイヤチェンジャーの価格と使い方を紹介します。
業務用と個人用のタイヤチェンジャー
手動式の使い方
- タイヤのエアーを抜きビードを落とす
- (ビードとはホイールリム部分に密着するタイヤ側面のこと)
- 台座にタイヤを固定する
- タイヤチェンジャーでタイヤを外す
- タイヤを組み換える
- タイヤに空気を充填する
主に個人で使用するもので、低価格で手に入り、簡単な整備に最適ですが、手作業でタイヤ交換するので体力を消耗したり、時間がかかります。
電動式の使い方
- タイヤのエアーを抜きビードを落とす
- ターンテーブルにホイールリム部分を固定
- アタッチメントをリムに固定
- タイヤチェンジャーを使用してタイヤを外す
- タイヤビード部分にビードクリームを塗る
- タイヤを組み付ける
- 空気を充填しビードを上げる
- バランサーを使用しホイールバランスを調整する
主に業務用として使用し、機械がタイヤ交換するので、短時間でタイヤ交換ができますが、手動式に比べて価格が高いので、購入するにはある程度の費用が必要です。
中古のタイヤチェンジャー

業務用タイヤチェンジャーを安く購入したいと考えている方は、中古のタイヤチェンジャーを購入するという選択肢があります。
メリット
メリットは安く購入できることです。
タイヤチェンジャーを新品で購入すると30万円ほどの値段がするので、購入するのをためらってしまいますが、中古品だと10万円ほどで購入できるものもあるので安く購入できます。
デメリット
デメリットはすぐに故障する可能性があることです。中古品なので、誰がどのように使用していたか不透明で、購入したらすぐに故障する可能性があります。
また、最新機能ではないこともデメリットです。中古タイヤチェンジャーは、最新の機能が搭載されておらず、新しいモデルに比べて機能が衰えます。
日本製のタイヤチェンジャー

ここでは日本製で製造されているタイヤチェンジャーを紹介します。
東洋精器株式会社
PIT ATHLETE.II
サイズ | 1350×1850×1980(mm) |
適用リム径 | アウトサイド12~23インチ |
適用リム幅 | 13J |
最大タイヤ径 | 1100mm |
使用空気圧 | 1MPa |
電源 | 3相200V/1.1kw |
重量 | 258kg |
引用東洋精器株式会社
さまざまな大きさのタイヤに対応できるタイヤチェンジャーがあり、用途に合ったタイヤチェンジャーを購入できます。
株式会社エイワ
WING TORNADO
サイズ | 1700×2110×1850(mm) |
適用リム径 | 13~32インチ |
最大タイヤ径 | 1200mm |
使用空気圧 | 1MPa |
電源 | 単相200V/0.98kw |
重量 | 550kg |
引用株式会社エイワ
タイヤ外しを自動で行う、オートマチックモード機能搭載などさまざまな製品に先進の機能を搭載しています。
株式会社イヤサカ
SICEレバー・タッチレスオートマチックタイヤチェンジャー/S1000TOP
サイズ | 1700×2110×1850(mm) |
適用リム径 | 13~32インチ |
適用リム幅 | 14インチ |
最大タイヤ径 | 1200mm |
使用空気圧 | 12MPa |
電源 | 単相AC200V 50/60Hz 16A |
重量 | 550kg |
引用株式会社イヤサカ
さまざまな特許を取得しており、タイヤ交換作業の負担を大幅に軽減できます。
コントロール操作もタッチパネル機能で操作しやすく作業もスムーズにできます。
タイヤチェンジャーの価格

タイヤチェンジャーの価格は、各メーカーによっても変わりますが、搭載されている機能によって価格が変わります。
手動式なら6000円ほどで購入でき、電動式は30万〜40万で購入できます。
機能によってさまざまな値段があり、自分が必要な機能が搭載されているタイヤチェンジャーを購入すると良いでしょう。
タイヤチェンジャーのメーカー

ここでは個人で使用するものから、業務用としても使用できる各メーカーのタイヤチェンジャーの製品や工具を紹介します。
UNIT E1260 タイヤチェンジャー プロ
価格 | 税込み14850円 |
組み立てサイズ | 幅/奥行770×高さ575~920(mm) |
折り畳みサイズ | 幅/奥行170×高さ555(mm) |
シャフト径 | 16mm |
重量 | 5kg |
折り畳みが可能で、持ち運びができる便利なコンパクト設計で、4段階の高さ調整が可能で17mm以上のホイールに対応しています。
TECH HWD ホイールドローレバーセット
価格 | 税込み17600円 |
組み立てサイズ | 幅/奥行750高さ×720~920(mm) |
シャフト径 | 14mm |
重量 | 7kg |
5段階、5mmまでの間隔の高さ調節が可能で16インチ以上の車両に対応しています。
teco21
価格 | 税込み29150円 |
サイズ | 1100mm |
フックサイズ | 170mmと130mmの2サイズセット |
重量 | 約4.6kg |
引用株式会社征侑
固着したホイールやタイヤの脱着に最適な工具です。
フックには傷防止のために、ゴムカバーが装着され、2サイズのフックとプレートの位置を上下2段階に変更できるので多くのホイールに対応しています。
898WMTISP
サイズ | 幅×奥行×高さ1055×1395×1960(mm) |
最大タイヤ外径 | 1120mm |
適用リム径 | インサイド23インチ、アウトサイド21インチ |
適用リム幅 | 13インチ |
使用空気圧 | 8~10kg/㎠ |
電源 | 3相200V、0.75・1.1kw |
重量 | 355kg |
低コストで充実した機能で、23インチまで対応しています。
スマートウイニングシリーズ
サイズ | 幅×奥行×高1800×1845×2180(mm) |
最大タイヤ径×幅 | 1100×350mm |
適用リム径 | 外径12~24インチ |
適用リム幅 | 3.5~13インチ |
使用空気圧 | 1.0MPa |
電源 | 3相200V、50/60Hz |
重量 | 530kg |
特殊形状のDTヘッドにより、タイヤスピード部に負担をかけない上ビード外しが可能です。
T-2500
サイズ | 幅×奥行×高さ1490×965×790(mm) |
最大タイヤ径×幅 | 1,000mm×355mm |
適用リム幅 | 最大13インチ |
使用空気圧 | 800~1,200kPa |
電源 | 3相200V 1kW |
重量 | 200kg |
引用株式会社マツキ
高い耐久性で、操作が簡単です。
MON-8800P
サイズ | 幅×奥行×高さ2150×1843×1883 |
最大タイヤ径×幅 | 1200mm、12インチ |
適用リム径 | 12~30インチ |
適用リム幅 | 最大14インチ(12インチ) |
使用空気圧 | 1000KPa |
電源 | AC200V、単相50/60Hz20A |
重量 | 510kg |
ランフラットタイヤや低扁平タイヤにも対応できます。
見えにくい下ビードをカメラで撮影してモニターで確認できる便利な機能も搭載されています。
AP マルチ タイヤチェンジャー
価格 | 税込み22900円 |
サイズ | 幅×奥行×高さ610×685×835(mm) |
最大タイヤ径×幅 | 4インチ~16.5インチ |
重量 | 28kg |
手動式のタイヤチェンジャーで、ビードブレーカー付きなので、タイヤの脱着から組み付けまでできます。
ビートブレーカー付きタイヤチェンジャー
サイズ | 幅×奥行×高さ550×670×340(mm) |
対応タイヤサイズ | 15~21インチ |
シャフト径 | 16mm |
重量 | 6.8kg |
引用ウェイモール
サイズに合わせてプレートの調節が可能で、使用しないときはコンパクトに収納、分解できます。
898WM
サイズ | 幅×奥行×高1310×1700×2100(mm) |
最大タイヤ外径 | 1025㎜ |
適用リム径 | 21インチ~22インチ |
適用リム幅 | 13インチ |
使用空気圧 | 800~1000KPa |
電源 | 3相200V 0.75kw |
重量 | 240kg |
サポートアームによってさまざまなタイヤに対応し、スムーズに作業が進められます。
メガウイニングIII
サイズ | 幅×奥行×高さ2315×1760×1190(mm) |
最大タイヤ外径 | 1100mm |
適用リム径 | 16~22.5インチ |
使用空気圧 | 油圧ポンプ2.2kW タイヤ回転モータ0.75kWブレーカー容量30A以上 |
電源 | 3相200V 50/60Hz |
重量 | 640kg |
タイヤアーム台とツールが1つの操作で同時に交互移動することで、スピーディーにタイヤ交換できます。
ギガウイニング
サイズ | 幅×奥行×高さ2480×2550×1290(mm) |
最大タイヤ外径 | 2400mm |
適用リム径 | 16~35インチ |
使用空気圧 | 油圧ポンプモーター2.2kWタイヤ回転モーター2.2ブレーカー容量50A以上 |
電源 | 3相200V50/60Hz |
重量 | 1600kg |
タイヤ外径が2400mmまでの大径タイヤに対応し、建設車両や農業機械のタイヤ交換もできます。
おすすめのタイヤチェンジャー

タイヤチェンジャーの購入を考えている方は、「どの製品が良いかわからない」など決して安くないものなので、慎重に選びますよね。
ここでは、おすすめのタイヤチェンジャーのなかでも、「100Vのタイヤチェンジャー」と「電動タイヤチェンジャー」のオススメランキングを独自でまとめてみたので、購入を考えている方は参考にしてみてください。
100Vのオススメのタイヤチェンジャー
ここでは家庭の電力で使用できる100Vのタイヤチェンジャーを紹介します。
長江産業 Autopro22
適用ホイール内掛け | 12~14インチ |
適用ホイール外掛け | 10~22インチ |
最大タイヤ | 幅~13インチ |
電源 | 単相100V 50/60Hz |
モーター | 1.1kw |
ブレーカー容量 | 20A以上 |
使用空気圧 | 8~10bar |
重量 | 185kg |
バイク、自動車兼用の小型タイヤチェンジャーで、価格は19万ほどで購入でき比較的価格が安いタイヤチェンジャーです。
SKTOKI社(セイコートーキ社) 885HC
適用ホイール内掛け | 12~23インチ |
適用ホイール外掛け | 10~20インチ |
最大タイヤ | 1040mm |
電源 | 単相100V |
モーター | 1.1kw |
使用空気圧 | 0.8~1.0 |
重量 | 240kg |
20インチまでのタイヤに対応し、操作方法も比較的簡単にできます。
おすすめの電動タイヤチェンジャー
ここでは作業時間を短縮できる電動のタイヤチェンジャーのランキングを独自でまとめたので紹介します。
3位株式会社バンザイ レバーレスタイヤチェンジャー『MON-8800P』
特徴 | 多彩な機能に、独自の新設計パワーツールを採用 |
サイズ | 幅×奥行×高さ2,150×1,843×1,883 |
重量 | 510kg |
新設計の「パワーツール」を採用し、ツールの動作もオート機能を搭載して高難度の交換作業も1人でできます。
2位株式会社アルティア タイヤチェンジャー『スマートウイニングシリーズ』
特徴 | 高い剛性、省力化 |
サイズ | 幅×奥行×高1800×1845×2180(mm) |
重量 | 530kg |
難易度の高い交換作業もスピーディーにでき、省力化を実現したタイヤチェンジャーです。
1位 株式会社オルタライフ タイヤチェンジャー『898WM』
特徴 | シンプルで使いやすく、低コスト |
サイズ | 幅×奥行×高1310×1700×2100(mm) |
重量 | 240kg |
ボタン1つでマウンテンヘッドとアームがロックできるので作業時間が短縮できます。
マストはタイヤ交換作業がしやすい傾斜にできるタイプで、操作もペダルを踏むだけなので操作が簡単です。
タイヤチェンジャーを使用するためには
タイヤチェンジャーがあれば簡単にタイヤ交換ができるので、タイヤ交換を頻繁にする方には持っておくと便利なアイテムです。
タイヤチェンジャーには、タイヤ交換作業がスムーズにできる業務用と手軽に購入できる手動式があるので、自分が使用する頻度やタイヤチェンジャーの性能、価格で購入を考えてみてはいかがでしょうか。