持ち込みタイヤは交換してくれる?タイヤ組み換え工賃が安い業者を紹介!

みなさんはタイヤ交換する際は、どこに依頼しますか。作業時間や丁寧さ以外に気になるのが、タイヤ組み換え工賃ではないでしょうか。
多くの方は費用を安くしたいと考えており、安くする方法の1つが持ち込みによるタイヤ組み換えです。
そこでこの記事では、タイヤ交換の中でもタイヤ組み換えに焦点を当て、組み換え作業の工賃や手順を紹介し、あわせて持ち込みタイヤによる組み換えができる業者を紹介します。
タイヤ組み換えとは?

タイヤ交換には主に3つあります。
- 組み換え・・・タイヤのゴム部分のみを付け替える
- 脱着・・・ホイールごとタイヤを付け替え
- ローテーション・・・タイヤの配置を交換
上記のように目的に合わせてタイヤ交換します。
タイヤ組み換えとは、タイヤのゴムの部分のみを交換することです。
このタイヤ組み換え作業には、専門の技術とタイヤチェンジャーという専用の工具が必要なので、組み換えをする際には基本的にガソリンスタンドやタイヤ専門店、カー用品店などの業者に依頼することがほとんどです。
タイヤ組み換えの必要性
ここでは、タイヤ組み換えするタイミングとしてチェックポイントをまとめたので参考にしてください。
組み換えのチェックポイント
- 溝の深さが1.6mm以下(スリップサインが出る)
- 摩耗、亀裂、ひび割れなど
- 走行距離が3万キロ
- タイヤ製造から5年
タイヤのゴムは使用頻度や走行距離が長くなったり、紫外線や雨の影響などで劣化します。
タイヤの寿命は製造から4〜5年程度、走行距離では約3万キロが目安とされ、それに関係なく、残り溝が1.6mmを過ぎると現れるスリップサインが見えたらタイヤ交換のサインです。
タイヤの摩耗が進むと、タイヤの溝が浅くなることでグリップ力が低下し、スリップしやすくなり、タイヤにヒビ割れが起こりバーストするなど走行時に支障をきたす危険性があるので、こうしたトラブルを防ぐために、定期的にタイヤを点検し、劣化があれば組み替える必要があります。
タイヤ組み換えの作業手順

みなさんは、タイヤ組み換え作業はどのような手順や内容か知っていますか?
ただタイヤを組み換えるだけではなく、安全に走行できるようにさまざまな作業があるので紹介します。
下記がタイヤの組み換え作業手順になります。
- タイヤ・ホイールを車体から外す
- ホイールからタイヤを外す
- エアバルブ交換
- タイヤをホイールに組み込む
- ホイールバランスを調整
- タイヤ・ホイールを車体に取り付ける
また、古いタイヤを業者に処分してもらう場合には別途料金が必要になる場合があり、事前に確認しておくとよいでしょう。
上記にあるように、タイヤを組み換える以外にも「エアバルブ交換」「ホイールバランス調整」という大切な作業があるので詳しく解説していきます。
エアバルブ交換
エアバルブとは、タイヤの空気を入れる入口のことです。タイヤの素材と同じゴムでできており、劣化しやすく定期的な交換が必要となります。エアバルブの交換時期は、基本的にタイヤを新品にするときに一緒に購入し交換します。
エアバルブの交換を怠ると、エアバルブの劣化によってタイヤの空気圧が抜け、タイヤのパンクやバーストの原因になり、大きな事故につながる可能性があります。
バランス調整
タイヤ組み換え作業は、ただゴムの部分のみを交換するだけでなく、バランス調整という作業が必要です。
このバランス調整とは、ホイールバランスの歪みを調整することです。ホイールやタイヤはキレイな円形に見えますが、完全な円形ではなく重さや形に歪みが生じているので、この歪みを調整する必要があり、このバランス調整を怠ると、さまざまなトラブルが生じます。
走行時に車が不安定になる
タイヤのバランスが乱れていると大きな振動が起こるため、走行中に車体が揺れます。また、ハンドルが振動する現象も起こります。
ハンドル操作に問題が発生すると、ハンドルを取られたりブレたりして、車がまっすぐに走行できない危険性があり、大きな事故につながるのです。
パーツの損傷・破損
大きな振動が起きると、タイヤとボディの間に位置して車体を支えているサスペンションや、足回りに使用しているベアリングというパーツなどに大きな負担がかかり、破損や損傷する可能性があります。
タイヤの寿命が短くなる
タイヤとホイールのバランスがズレた状態で走行すると、走行時のタイヤにかかる負担が均一ではないため、一部のタイヤに負担がかかり、編摩耗する場合があります。
偏磨耗によって、タイヤの劣化が進み、寿命を縮めてしまいます。
タイヤ組み換えができるおすすめの業者

タイヤ組み換えができる業者は多くありますが、どこに依頼するのが良いのでしょうか?ここではタイヤ組み換えができる業者を紹介し、それぞれの特徴を解説します。
オートバックス
タイヤ以外にも、車関係のアイテムを多く取り扱っており、持ち込みタイヤにも対応している店舗がほとんどです。工賃も比較的安く、幅広い作業に対応していますが、休日は混雑しやすいので事前に予約することをおすすめします。
イエローハット
オートバックスと同じカー用品店で、さまざまな車関係のアイテムがあり、持ち込みタイヤにも対応しています。冬前や春前になるとタイヤ交換の繁忙期になり混雑しやすいので、前もって予約しておくと良いでしょう。
エネオス
ガソリンスタンドは店舗数が多く、開店時間が長いため忙しくても合わせやすく、気軽にタイヤ交換できるのがメリットです。
しかし、ガソリンスタンドは主に給油する場所なので、設備が整っていない場合があり、一部では持ち込みタイヤに対応していない店舗もあるので事前に確認が必要です。
タイヤ館
タイヤの販売を専門的に行っており、持ち込みタイヤに対応している場合が多いです。タイヤ専門店なのでタイヤの知識が豊富で設備が充実しています。しかし、タイヤ交換の時期は需要が高く混雑し、工賃も高い傾向があります。
業者別タイヤ組み換え工賃の費用

一般的なタイヤサイズの組み換え工賃の目安は、1本1000円~8000円で、この作業以外にタイヤ調整代、エアバルブ代が付き、さらに廃タイヤを業者に処理してもらう場合は別途料金が必要になる場合があるので確認しておくと良いでしょう。
オートバックス
作業内容 | 費用 |
タイヤ・ホイール交換(1本) | 税込み1100円~ |
バランス調整(1本) | 税込み1100円~ |
ゴムバルブ(1本) | 税込み275円~ |
廃タイヤ | 税込み300円~ |
イエローハット
作業内容 | 費用 |
タイヤ・ホイール交換(1本) | 税込み1100円~ |
バランス調整(1本) | 税込み1100円~ |
ゴムバルブ(1本) | 税込み300円~ |
廃タイヤ | 税込み250円~ |
ガソリンスタンド
作業内容 | 費用 |
タイヤ・ホイール交換(1本) | 税込み1000円~ |
タイヤ館
作業内容 | 費用 |
タイヤ・ホイール交換(1本) | 税込み1650円~ |
ゴムバルブ(1本) | 税込み550円~ |
廃タイヤ | 税込み550円~ |
タイヤホイール組み換え工賃以外にも、バランス調整代や、エアバルブ交換代、廃タイヤ処理代があり、それぞれの業者によってタイヤ・ホイール工賃が含まれている場合と別途料金になる場合があるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
タイヤ・ホイールはその場で購入した場合
ホイールごとタイヤ交換する場合、ホイールとタイヤを一緒に交換する場合は、タイヤ組み換え作業の必要がなく、交換作業にかかる時間も短時間で済み、工賃も安くなります。
持ち込みタイヤの場合
ほとんどが持ち込みタイヤで組み換えをしてくれますが、店舗によっては持ち込みタイヤに対応していない業者もあるので、事前に確認が必要です。
持ち込みタイヤの工賃の費用
業者にもよりますが、持ち込みで組み換えしてもらう場合の工賃は、高く設定されていることがほとんどです。
ネットで安いタイヤを購入しても、業者でタイヤ組み換えを依頼したときに、費用が高くなる場合があるので注意が必要です。
履いているホイールのサイズや種類によっては断られる場合も
タイヤのサイズや形、車種によってはタイヤ交換ができない場合があります。自身の車と持ち込みタイヤが適合しなかったり、ホイールのサイズや種類によっては断られる場合があります。
引っ張りタイヤ・改造しているタイヤ
引っ張りタイヤとは、ホイールの太さに対して適正サイズよりも細いタイヤを履かせるカスタムで、ドレスアップの定番です。
引っ張りタイヤと交換する場合は、通常のタイヤよりも安全性が保証されず、業者が交換後にトラブルが起きても責任を取れない場合があるので依頼できる業者が限られます。
持ち込みタイヤのメリットとデメリット

タイヤ組み換えの費用を安く済ますために持ち込みでタイヤ組み換えを考えている方に、ここでは持ち込みタイヤによるタイヤ組み換えで考えられるメリット、デメリットを紹介します。
メリット
持ち込みでタイヤ交換する場合に考えられるメリットは「タイヤ本体の費用を抑えられる」「直送できる店舗の場合、タイヤを保管する必要がない」ことが挙げられるので解説していきます。
タイヤ本体の費用を抑えられる
近年では、ネットで安くタイヤを購入することで、タイヤ本体の価格を抑えられるので、持ち込みによるタイヤ交換をする方が増えています。
タイヤはサイズやメーカーによって価格がかわるので、こだわりがない方はネットで安くタイヤを購入しタイヤ本体の値段を節約できます。
直送できる店舗の場合、タイヤを保管する必要がない
交換するタイヤを自宅から持っていく場合、タイヤを車に積まなければなりませんが、ネットで購入したタイヤを店舗に直送できる店舗もあるため、その場合はタイヤを持ち運ぶ手間が省けるので便利です。
デメリット
持ち込みタイヤによるタイヤ組み換えのデメリットは「持ち込みタイヤに対応していない」「工賃が割高になる傾向がある」「専用工具が必要になる」ことが挙げられるので解説していきます。
持ち込みに対応していない業者がある
ほとんどの業者が持ち込みタイヤに対応していますが、なかには持ち込みタイヤに対応していない業者もあるので注意が必要です。
持ち込みタイヤに対応していない理由として、業者側がタイヤの品質や性能を把握しておらず、交換後にトラブルが起きても業者が責任を負うことが難しいからです。
工賃が割高になる傾向がある
持ち込みタイヤを組み換えする場合、どの業者も基本的に割高になる傾向があります。持ち込みタイヤで組み換えする場合、タイヤを販売しない分、業者側に利益が出ないのでその分工賃が高くなる傾向があるのです。
専用工具が必要になる
タイヤ組み換えには、タイヤチェンジャーという専用機器を使用してホイールからタイヤを外したり、取り付けたりします。
タイヤチェンジャーは、一般の方の取り扱いが難しいので、タイヤ組み換えをする場合は専門の知識がある業者に依頼しましょう。
タイヤ組み換えは自分でできる?

タイヤを組み換えする場合は、タイヤチェンジャーという専用機器を使用します。
タイヤチェンジャーには、比較的価格が安いものから業者が使用するような高価なものもあるので自分でもタイヤ組み換えができますが、自分でタイヤチェンジャーを購入し、タイヤ組み換えをすることはおすすめしていません。
その理由として、タイヤ組み換え作業は整備に関する一般的な知識を持っている方にむけた難易度の高い作業になり、また、事故やタイヤやホイールに傷が付く可能性があるので基本的には業者に依頼します。
タイヤ組み換え工賃を安くするなら
この記事では、身近にある、ガソリンスタンドやカー用品店タイヤ専門店、のタイヤ組み換えができる業者を紹介しました。
持ち込みタイヤを使用することで費用が安く済むと考えていても、持ち込みタイヤに対応していない店舗もあったり、持ち込みタイヤの組み換え工賃は、その場で購入したタイヤでの工賃より価格が高くなる傾向があるので、ネットで安いタイヤを購入しても、業者でタイヤ組み換えを依頼した際に、合計の費用がその場で購入した場合よりも高くなる場合があるので注意が必要です。