サマータイヤとオールシーズンタイヤの違いは?それぞれの特徴や選び方を解説

サマータイヤとオールシーズンタイヤの違いは、性能や使用できる季節、価格、寿命などにあります。本記事では、両者の違いを一覧表で比較します。それぞれの特徴もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
【一覧表】サマータイヤとオールシーズンタイヤの違い
サマータイヤとオールシーズンタイヤの違いを一覧表にまとめました。
| タイヤの種類 | サマータイヤ | オールシーズンタイヤ |
| 性能 (適した季節) | バランスの良いドライ・ウェット性能 (春から秋の使用に適している) | 夏タイヤのドライ・ウェット性能と冬タイヤの雪上・氷上性能 (通年の使用に適している) |
| 本体価格 | 1本5,000~10,000円程度 (4本20,000~40,000円程度) | 1本7,000~20,000円程度 (4本28,000~80,000円程度) |
| 寿命 | 製造から4~5年程度 (冬場にスタッドレスタイヤに履き替えると長持ちする) | 製造から4~5年程度 (通年使用すると、サマータイヤよりも寿命が短くなる) |
| 向いている人 | 冬場にスタッドレスタイヤに履き替える人 | 冬場の積雪量や凍結回数が少ない地域に住む人 |
サマータイヤとオールシーズンタイヤでは性能に違いがあるため、本体価格や寿命、向いている人も異なります。
サマータイヤの特徴

サマータイヤは、主に春から秋にかけて使用されるノーマルタイヤのことです。夏タイヤやノーマルタイヤとも呼ばれます。ここでは、サマータイヤの性能(適した季節)・価格・寿命について詳しく確認しましょう。
性能(適した季節)
サマータイヤは、ドライ・ウェット路面で安定した性能を発揮できるため、春から秋の走行に適しています。
オールシーズンタイヤと比較するとゴムが硬く、直線的で大きなブロックを持つトレッドで設計されています。
- 燃費性・耐摩耗性・排水性・静粛性・操縦性・安定性のバランスが良い
- 気温7度以上で、雪道・凍結路面でなければ、冬場も使用できる
これらの特性により、ドライ・ウェット路面のいずれでも安定した走行が可能です。
本体価格
サマータイヤの本体価格は、1本5,000~10,000円程度(4本20,000~40,000円程度)です。シンプルな設計で量産されているため、オールシーズンタイヤの価格よりも抑えられています。
ただし、サマータイヤの価格は、タイヤサイズや性能によって変動します。
- タイヤサイズが大きいほど、本体価格が高くなる
- 高性能モデルほど、本体価格が高くなる
また、冬場の雪道や凍結路面ではサマータイヤを使用できないため、スタッドレスタイヤへの履き替えコストがかかります。スタッドレスタイヤについては、以下のページに詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

寿命
サマータイヤの寿命は、製造から4~5年程度です。ただし、走行環境や頻度、メンテナンス・保管の方法などによって、寿命は変化します。
たとえば、紫外線や温度変化、油分などによってゴムが劣化すると、サマータイヤの寿命が短くなります。また、走行距離が増えるほど摩擦が進むため、早く寿命を迎える傾向があります。
サマータイヤの交換時期の見分け方と交換費用の相場については、以下のページに詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

向いている人
サマータイヤは、冬場にスタッドレスタイヤに履き替える人に向いています。積雪量や凍結回数の多い地域では、冬場にサマータイヤやオールシーズンタイヤを使用すると危険です。
冬場にスタッドレスタイヤを装着するのであれば、春から秋にかけてはサマータイヤを使用すれば十分であり、通年使用を想定したオールシーズンタイヤを選ぶ必要はありません。
一方、季節ごとのタイヤの履き替えを避けたい人は、オールシーズンタイヤの使用を検討するとよいでしょう。
オールシーズンタイヤの特徴

オールシーズンタイヤとは、夏用タイヤ(サマータイヤ)と冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の基本性能を併せ持ち、年間を通して履き替えなしで使用できるタイヤです。ここでは、オールシーズンタイヤの性能(適した季節)・価格・寿命を解説します。
性能(適した季節)
オールシーズンタイヤは、サマータイヤのドライ性能・ウェット性能とスタッドレスタイヤの雪上・氷上性能をバランスよく備えています。条件付きで通年使用に適しているタイプです。
サマータイヤと比較してゴムが柔らかく、小さなブロックと細かなサイプのトレッドで設計されています。そのため、以下のような路面状況に対応できます。
- 乾燥路面や雨天時の路面でも走行できる
- 気温が低下してもゴムが硬くなりにくいため、浅い雪道であれば走行できる
ただし、深い雪道や凍結路面では、グリップ性能に限界があるため危険です。オールシーズンタイヤの雪道走行については、以下のページに詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

本体価格
オールシーズンタイヤの本体価格は、1本7,000~20,000円程度(4本28,000~80,000円程度)です。春・夏・秋・冬に対応する複雑な設計で、サマータイヤよりも生産量が多くないため、価格はやや高めに設定されています。
また、価格はサマータイヤと同様に、タイヤサイズや性能によって変動します。
- タイヤサイズが大きいほど、本体価格が高くなる
- 高性能モデルほど、本体価格が高くなる
なお、冬用タイヤ規制時には、条件を満たすオールシーズンタイヤでなければ走行できません。チェーン規制時には、オールシーズンタイヤであってもチェーン装着が必要です。冬用タイヤ・チェーン規制については、以下のページに詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

寿命
オールシーズンタイヤの寿命は、サマータイヤと同様に、製造から4~5年程度が目安です。ただし、通年で使用しているため、冬場に保管されているサマータイヤよりも早く寿命を迎える傾向があります。
オールシーズンタイヤの寿命を判断する際は製造年週だけでなく、以下の点も確認しましょう。
- 製造年週:製造から4~5年が経過していないか
- 走行距離:3万kmを超えていないか
- ゴムの劣化:ひび割れ・硬化・ピンチカットなどが発生していないか
- 残りの溝の深さ:スリップサインやプラットフォームが露出していないか
オールシーズンタイヤの寿命の見分け方については、以下のページに詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

向いている人
オールシーズンタイヤは、冬場の積雪量や凍結回数が少ない地域に住む人に向いています。冬場にスタッドレスタイヤやタイヤチェーンを使用する機会がほとんどない場合、オールシーズンタイヤでも走行できるからです。
オールシーズンタイヤを通年で使用することで、スタッドレスタイヤへの履き替えやタイヤ保管のコストを削減できます。また、走行中の急な積雪への対応も可能です。
ただし、積雪量や凍結回数の多い地域では、冬場にオールシーズンタイヤを使用すると危険です。サマータイヤとスタッドレスタイヤを季節ごとに履き替えることを検討しましょう。
サマータイヤとオールシーズンタイヤに関するよくある質問

サマータイヤとオールシーズンタイヤの使用を検討する際は、冬場の使用やメンテナンスの方法などに関する疑問を抱くものです。ここでは、よくある質問とその回答を紹介します。
サマータイヤは冬場でも使用できますか?
気温が7度以上の環境や浅い雪道であれば、サマータイヤで走行できる場合もあります。
ただし、気温が7度以下の環境や深い雪道・凍結路面をサマータイヤで走行するのは危険です。
- ゴムが硬くなり、グリップ力が低下する
- 制動距離が延びたり、カーブでスリップしたりしやすくなる
- 冬用タイヤ・チェーン規制時にはサマータイヤで走行できない
走行環境に応じて、オールシーズンタイヤやスタッドレスタイヤへの履き替えを検討しましょう。
オールシーズンタイヤは冬場に使用できますか?
冬場のドライ・ウェット路面や浅い雪道であれば、オールシーズンタイヤで走行できます。
ただし、深い雪道や凍結路面をオールシーズンタイヤで走行するのは危険です。
- スタッドレスタイヤほどの雪上・氷上性能がない
- 冬用タイヤ・チェーン規制時には、条件を満たさないオールシーズンタイヤでは走行できない
冬場の積雪量や凍結回数が多い地域を走行する場合は、スタッドレスタイヤやチェーンの使用を検討しましょう。
タイヤはどのようにメンテナンスすればよいですか?
タイヤの性能と寿命を維持するためには、空気圧や溝の深さ、経年劣化の有無などを定期的に点検することが重要です。
具体的には、以下の点をチェックしましょう。
- 空気圧:メーカー指定の空気圧があるか?
- 溝の深さ:スリップサイン・プラットフォームが露出していないか
- 経年劣化:ゴムのひび割れ・硬化・ピンチカットなどが発生していないか?
使用しないタイヤを保管するときは、事前に汚れの洗浄も必要です。タイヤを長持ちさせる正しい洗い方や保管方法については、以下のページに詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

自分に合うサマータイヤとオールシーズンタイヤを探そう
サマータイヤとオールシーズンタイヤでは性能が異なり、走行に適した環境が異なります。自分の住んでいる地域や冬場の履き替えの必要性などに合わせて、適したタイヤを選びましょう。
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