スタッドレスタイヤ4本の値段相場は?インチ別の値段を紹介!

冬に活躍するスタッドレスタイヤを初めて購入する方や、寿命を迎えて購入する方は多いと思いますが、スタッドレスタイヤ4本の値段相場がわからない方もいるのではないでしょうか。
スタッドレスタイヤといっても、サイズやメーカーがさまざまあり、値段も大きく変わり、安い買い物とはいえません。
そこでこの記事では、スタッドレスタイヤ4本の値段相場を紹介し、合わせて選び方のポイントやホイールとセットで購入する場合の相場も紹介します。
スタッドレスタイヤとは?

スタッドレスタイヤとは、「鋲(びょう)がない」という意味で、昔は冬用には鋲が付いているスパイクタイヤが主流でしたが、道路への影響が起こることで、スパイクタイヤはなくなり、現在は鋲がないスタッドレスタイヤが主流になりました。
スタッドレスタイヤは、低温下でもゴムが硬くなりにくく、タイヤの溝はノーマルタイヤよりも深い溝や切り込みがあり、積雪や氷をしっかり掴んで走行できます。
スタッドレスタイヤの種類によってもさまざまなパターンの切り込みがあり、路面凍結や積雪でも安心、安全に走行できます。
スタッドレスタイヤの交換目安
まずスタッドレスタイヤの寿命は、使用環境や使用頻度によって変わりますが、スタッドレスタイヤを使用してから5年以上経過している場合は、交換することをおすすめします。
5年経過し、タイヤの溝が残っている場合でもゴムが劣化している場合があり、そのまま走行しているとバーストする危険性があるためです。
使用してから5年経過している場合は、継続して使用できるか点検すると良いでしょう。
次に、スタッドレスタイヤの交換目安として挙げられる3つの状態を紹介します。
摩耗
タイヤは使用すればするほど摩耗していきます。
そこで、覚えておきたいのがスタッドレスタイヤの摩耗によるサインです。
ノーマルタイヤには、タイヤの交換時期として「スリップサイン」という三角形の刻印がタイヤの横にありますが、スタッドレスタイヤにもタイヤ交換時期の「プラットフォーム」という矢印の刻印がタイヤの横にあるのを知っていますか。
ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの違いについて紹介します。
タイヤの種類 | 呼び方 | 交換のサイン | |
ノーマルタイヤ | スリップサイン | タイヤの残り溝が1.6mm以下になっている場合タイヤの側面に三角形の刻印 | |
スタッドレスタイヤ | プラットフォーム | 新品時のタイヤの溝から50%摩耗している場合タイヤの側面に矢印の刻印 |
ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの摩耗のサインや呼び方がそれぞれ違うので、気をつけましょう。
ひび割れ
使用期限や摩耗に関わらず、使用環境や使用頻度によってタイヤにヒビ割れが生じます。
このひび割れを放置していると、走行中にパンクやばバーストする危険性があり、定期的にタイヤを確認しておくことが大切です。
経年劣化
タイヤは使用すれば劣化していきますが、タイヤのゴムは紫外線や雨などの影響をうけて劣化していくので、3〜5年経っていればタイヤの表面に異常がないか確認してみましょう。
スタッドレスタイヤ4本の値段相場

スタッドレスタイヤは、カー用品店や、ガソリンスタンド、ディーラー、タイヤ専門店などで購入できますが、それぞれ値段がさまざまで、相場を知りたいという方がいるのではないでしょうか。
タイヤといっても、軽自動車や普通車のタイヤサイズもいろいろあり、軽自動車でも決して安い買い物ではありませんよね。
そこで、タイヤのインチ別による値段相場を独自でまとめたので紹介します。
軽自動車の相場
軽自動車に装着されている主なタイヤサイズは、13〜15インチです。
インチ | 値段相場 | |
13インチ | 18000~45000円 | |
14インチ | 20000~48000円 | |
15インチ | 25000~65000円 |
普通自動車の相場
普通車に装着されている主なタイヤサイズは、16インチ〜19インチです。
インチ | 値段相場 |
16インチ | 40000~75000円 |
17インチ | 50000~88000円 |
18インチ | 60000~100000円 |
19インチ | 70000~110000円 |
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べて需要が偏るので値段が高く設定されており、4本の値段相場は、軽自動車で約7万円、普通車で約10万円かかります。
スタッドレスタイヤの交換費用
上記では、スタッドレスタイヤ4本の値段相場を紹介しましたが、それ以外にもタイヤ交換を依頼する場合は交換費用がかかります。
スタッドレスタイヤの交換費用の相場は、1本あたり1000円〜3000円程です。交換する場合も、タイヤサイズや依頼する店舗によって費用が変わってきます。
スタッドレスタイヤの値段が変わる理由は?

スタッドレスタイヤといっても、各メーカーや最新モデル、車のボディサイズでタイヤサイズが変わるので、タイヤの値段も大きく変わってきます。タイヤの値段が変わる理由を解説します。
タイヤサイズ
スタッドレスタイヤに関わらずノーマルタイヤも同様で、基本的にタイヤサイズが大きくなるほど、値段も高くなります。
上記で紹介したように、軽自動車で装着する13インチとミニバンで装着する19インチでは約6万円の差が出ます。
メーカー
さまざまなタイヤメーカーがありますが、有名なタイヤメーカーは、高い技術による信頼性や、日本の冬道でも安心安全に走行できるように製造されており、他のタイヤメーカーと比べて値段が高くなる傾向があります。
有名なタイヤメーカー以外にも比較的安く購入できるアジアンタイヤもスタッドレスタイヤを製造しています。
最新モデル
各メーカーも、日本の冬道に合わせてさまざまな開発がされています。年々性能が向上しており、最新モデルになると値段も高めに設定されています。
スタッドレスタイヤの選び方のポイント

スタッドレスタイヤを購入する際にはいくつかのポイントがあります。
- 価格で選ぶ
- タイヤサイズで選ぶ
- 性能で選ぶ
価格で選ぶ
1番気になる価格ですが、注意したいのが安いタイヤを選ぶ際は安全性や耐久性を見て購入する必要があります。
価格が安い理由には性能が低い場合があり、5年程使用できるスタッドレスタイヤに比べて、2年ほどでタイヤが摩耗し交換することになる場合があるのです。
そのため、結果的に価格が高いスタッドレスタイヤは長期的に考えるとコストが良いとされています。
サイズで選ぶ
まずは、自分の車に装着しているタイヤサイズで選びましょう。タイヤは車種によってサイズがあり、自分の車に合ったタイヤを履くことをおすすめします。
タイヤサイズの見方
ここではタイヤサイズの見方を紹介します。
タイヤサイズを確認するには、運転席側のドア横にタイヤサイズが貼ってあるシールやタイヤの横に数字やアルファベットが刻印されているので、確認してみてください。
例:165/55R15 75V
165→タイヤ幅
55→扁平率
R→ラジアルタイヤ
15→リム径(インチ数)
75→ロードインデックス
V→速度記号
タイヤの性能で選ぶ
スタッドレスタイヤにも、さまざまな性能があり、冬の気温の変化や雪道、路面凍結でも安全に走行できるように、近年では技術が向上し、さまざまな性能に特化したスタッドレスタイヤが製造されています。
そこで、ここでは性能について紹介するので、参考にしてみてください。
耐摩耗性能 | ゴムの強度を向上することで転がり抵抗が減り、長く持つ |
燃費性能 | 転がり抵抗を減らす技術が向上し、燃費が良い |
ドライ・ウェット性能 | 乾いた路面や濡れた路面でも、しっかり止まり、曲がれる |
氷上性能 | 路面凍結の状況でも、止まる、曲がれる |
積雪性能 | 雪をしっかりつかめ、積雪でも安心して走行できる |
自分の車に合ったタイヤサイズで購入するのはもちろんですが、自分の住んでいる環境や、使用する場面などで、性能を選んで購入することもおすすめです。
ホイールセットで購入する場合の相場

多くの場合、スタッドレスタイヤとホイールセットで購入する方が安く済む場合が多いです。そのため、初めからタイヤとホイールの組み合わせが決められているホイールは、スタンダードホイールで手頃な価格なので、ホイールセットで購入する方が価格が安く済みます。
また、タイヤのみ購入した場合は、ホイールをタイヤに組み込む作業やバランス調整などの工賃が発生するので、長期的に考えるとホイールセットで購入する方がお得です。
また、店舗によりますがホイールセットで購入し、その場で交換依頼すると割引してくれる場合もあるのでお得に購入できます。
スタッドレスタイヤが買える場所

スタッドレスタイヤを購入する際、みなさんはどこで購入しますか。
近年では、さまざまな方法で購入でき、「店舗で購入する」「ネットで購入する」2つの方法があります。
店舗で購入する場合は、以下の場所があります。
- ガソリンスタンド
- カー用品店
- タイヤ専門店
- ディーラー
また、近年ではネット購入する方が多くいるのではないでしょうか。
その理由として、品揃えが豊富で自分の希望に合うスタッドレスタイヤを購入できるからです。
ネットでも安く購入でき、フリマサイトや中古販売などでも安くスタッドレスタイヤを購入できます。しかし注意したいのが、ネットやフリマサイトで購入する場合は実物を見て購入できないので、タイヤの状況がわからず届いた時に傷があったり、摩耗が進んでいたりする可能性があります。
ネットで購入するメリットもありますが、トラブルにならないために、デメリットも理解してくことが大切です。
スタッドレスタイヤを長持ちさせるには?

上記で紹介したように、スタッドレスタイヤ4本の値段相場は10万円ほどかかり、安い買い物ではありません。そのため、「少しでもスタッドレスタイヤを長く履けるようにしたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
スタッドレスタイヤを長持ちさせるには運転の仕方もありますが、使用しない時期の保管方法が大切です。ここでは、スタッドレスタイヤを長持ちさせるための保管方法を紹介します。
保管方法
スタッドレスタイヤを保管する際は、基本的にノーマルタイヤと同じ保管方法で、「保管前の手入れ」と「置き方」が重要です。
保管前の手入れ
スタッドレスタイヤを保管する前には、タイヤに付着している汚れを水洗いし、しっかりと乾燥させてから保管し、溝に石やごみが挟まっている場合は取り除いておきましょう。
ホイール付きで保管する場合は、空気圧を適正値の半分まで下げます。
またタイヤを直接地面に置くと色移りすることがあるので、タイヤと地面の間にすのこや段ボールなどを挟んでおくと良いでしょう。
保管場所
ただ保管するだけではなく、保管場所にも気をつけなければなりません。
タイヤのゴムは、紫外線や雨風、ストーブの熱などによって劣化するので、風通しが良い冷暗所で保管すると良いでしょう。
また、防水や遮光性のあるタイヤカバーをかぶせることで劣化を遅らせられます。
置き方
タイヤを置く際には、「縦置き」「横置き」がありますが、どちらの置き方が良いのでしょうか。
ホイールが付いていない場合は「縦置き」、ホイールが付いている場合は、「横向き」が良いとされています。
ホイールが付いていない場合
ホイールが付いていない場合は「縦置き」で保管しましょう。
横向きで保管すると、下にあるタイヤが重みで変形する可能性があります。
ホイールが付いている場合
ホイールが付いている場合は、「横向き」で保管しましょう。
ホイールが付いた状態で縦置きで保管すると、ホイールの重みでタイヤと地面の接地面が変形する可能性があります。
しかし、「横置き」の場合、1番下のタイヤに負荷がかかるので、定期的にタイヤの入れ替えをすることがおすすめです。
スタッドレスタイヤを購入するなら
スタッドレスタイヤ4本の相場は、約10万円の費用が必要です。
ノーマルタイヤに比べて使用頻度が少なく、重要が偏るので値段が高くなる傾向があり、メーカーやタイヤサイズによっても値段が大きく変わります。
決して安くはないスタッドレスタイヤですが、雪道や路面凍結など、冬特有の道路環境で活躍してくれるスタッドレスタイヤの性能に着目して選ぶことも大切です。
スタッドレスタイヤを購入できる場所はさまざまありますが、予算に合わせて自分に合うスタッドレスタイヤを選ぶと良いでしょう。